2015年9月19日土曜日

・ひもで猫をあやすように扱う。
食いついてきたら引くこと。ひもが動かなければ猫は興味を失う。

・道を訪ねるのがナンパの基本。
そこから連絡先を聞くなり、お食事に誘うなりする。
また、1度礼を言って、後で追いかけて「すごいタイプなんですけど、連絡先交換してもらえないですか?」というパターンもある。

・会話を始める前に時間制限を設ける。
これによって、相手にはいつまでもしつこくまとわりつかないという安心感を与えられる。
これは、クラブでも同様に使えて、ちょっと2、3分だけでも話さない?と言うことで軽い安心感を与えられる。

・ナンパで連絡先を交換したら、その後も会話を続けること。
相手に手当たり次第に連絡先を聞いているわけではないと悟られないため。

・道を訪ねる以外にも写真を撮ってあげるのもナンパに有効。
ごく自然な流れを装えるし、返報性の原理が使える。

・みんながナンパしないような所でナンパをするべき。

・ヴィレッジでも外で道を尋ねられたら、「2人はどこから来たの?」、「そこで何をするの?」、「普段、何やってるの?学生?」と話を広げる。そして、「よかったら今度ご飯にいかない?」と誘う。そこで連絡先を交換して、その場でメッセージをおくる。好みの方には、「さっき鼻にゴミがついてたよ」などと添える。

・女はモテる男とやりたい。だから、モテる男のように振る舞えばいい。
そのために手段が、
時間制限を設ける
懇願するような言い方をしない、客観的な表現を使う

・信号が変わってしまいそうな時に手をつなぐ。



・ハロウィーンでは写真オープナーが使える。

第一段階

相手を惹き付ける段階。
相手の一部分を褒める。その際に、相手の職業や特徴を踏まえた軽い冗談なども言えるといい。「その顔かわいいね。CGでしょ?」、「Photoshopで修正したでしょ?」など。
また、褒められ慣れている子には無関心を装う、ディするなどをする。

・目を合わせること。
相手から何回もチラチラと合わせてきたらナンパしてくださいの合図。
しっかりと目を合わせて話せる男に女は自信を感じて好感を持つ。

相手の右目、左目、身体、唇、右目を一連で見ると有効。

LINEを交換した時には、直ぐに相手に簡単なメッセージを送る。その際に、相手に関することも添える。
「鼻の下にゴミがついてたよ!笑」とかちょっとした冗談でもイケルんじゃないのかな。
相手の心に入っていくような言葉をかければ、相手の関心も上がるはず。

・脈有りのサインは、
相手が話を広げようとする
声のトーンが明るくなる
目がキランと輝くこと
自分から酔ったと言い出す

第二段階

相手との信頼関係を築く。
ペーシング、ミラーリング、バックトラック、イエスセットを使う。

手を繋ぐ、出来ればキスまでに持っていく。

・ボーイフレンドクラッシャー
相手に彼氏への疑心と植え付け、今の彼氏への思いも一時的なものだと思わせるのが目的。元カレとの付き合うまでと、別れ方を話すことが有効。それにより、さらに興奮感情を与え、吊り橋効果も期待できる。

・簡単な秘密を共有するだけでも相手との信頼関係を築くことができる。
誰が苦手とか、ちょっとしたミスとか。あとは自分の失敗などのも相手に共感を与える。

・運動などをすることにより、脳の判断力が鈍るので有効。
散歩や走ってみたりするといい

最終段階

相手の行動を範囲を狭め、考える時間も与えないことが大事

人間の脳は本質的に否定の表現を理解できないことを利用して、家などに誘う。






2015年7月22日水曜日

ブロックチェーン

ブロックチェーンとは、ビットコインでの取引を記録するもの。
ビットコインはマイニングによって生み出されると、ブロックチェーンに記録される。そして、取引によって所有者が変わるたびにブロックチェーンに記録されるのだ。

ベーシックインカム

今の自分にとって親こそがベーシックインカム。
食事と寝床は与えてもらっている。
だけど、ベーシックインカムを与えてもらってる内は自立できていないということ。
今は自分の好きなことを向上させなければならない。

2015年7月8日水曜日

簿記2級まとめ

有価証券

総平均法:一定期間の数量と合計金額を元に、計算する方法。
*移動平均法の場合その都度計算するが、総平均法だと一定期間での合計を計算する。

切放法:前月の決算で行った時価評価額をそのまま使う方法。
洗替法:時価評価額に取得原価を使う方法。

端数利息:債権を売買する際に、売買日までの利息を売却者に支払うということ。利息の支払日の翌日から売買日までの日数をカウントする。
*勘定科目としては、有価証券利息を記入する。
*端数利息は、売買目的有価証券には含まない。

売買手数料は、売買目的有価証券に含むことを忘れない。

満期保有目的債権:満期保有目的の債権。
償却原価法:額面額と取得価額の差が金利として認められる場合、償還期まで使われる。その際、有価証券利息を勘定科目として記入する。

手形

保証債務:負債カテゴリ。
保証債務費用:手形を裏書譲渡する際に、不渡りになるリスクを費用として計上するための勘定科目。費用カテゴリ。
*保証債務(負債)の増加に伴う保証債務費用(費用)の増加として記入する。
保証債務取崩(益):手形が満期日に決済された場合や、不渡りでそのまま支払われた場合に保証債務の義務は消滅する。その時に保証取崩益が収益として使われる。
*これらは、裏書や割引をした側に伴うもの。

裏書手形:評価勘定法で用いられる。裏書譲渡する際に、受取手形としてではなく裏書手形を勘定科目として使う。決済されたら受取手形を消滅させる。
*評価勘定法は、別の手形を用いる。対照勘定法は、義務と義務見返を使うと区別する。

手形の割引

手形を金融機関に買い取ってもらう際に、その手形が実際に支払われるかどうかわからない状態になる。その際の偶発債務を記入できる。
*偶発債務とは、将来ある一定の事が発生した時に債務になってしまうもの。
評価勘定法:割引する際に割引手形を勘定として使う。手形が決済されたら受取手形を消す。
対照勘定法:割引義務という負債勘定を使う方法。割引義務を記入すると同時に割引義務見返を記入する。要は、負債としての義務が生じるが、遡及するための見返も同時に得られるということ。

手形の更改:手形の満期日を延長する際には、手形に利息を加えて新たに手形の記入をする。
手形の不渡:手形が不渡りになった時は、不渡手形を勘定として使う。

荷為替手形

貨物代表証券:商品を発送する際に、発行できる証券。売り手視点。
*売り手は、この証券を銀行に割引で売ることができる。
*荷為替手形以外の商品代金は掛として扱われる。
*商品を発送した時点で売上として計上できる。
*手形として帳簿で扱われる。

未着品:貨物代表証券を受け取り、商品と引き換えるまで仕入勘定の代わりとして使える勘定科目。買い手視点。
*商品と引き換えたら仕入として記入する。
*貨物代表証券を転売する場合、未着品売上を勘定科目として使う。

債権・債務

未決算:資産が損失したが、保険を掛けていることから損失額が未確定のときに使われる。
*保険会社から保険金の通達がきた場合は未収金として扱う。

保険差益:保険金が損失額を上回る場合に使う。下回る場合は、火災損失や盗難損失を使う。

商品売買

売上原価:売上原価を求めるために勘定科目として、そのまま使える。

仕入・売上割引:掛代金を期日前に支払った場合に、掛代金の一部を免状される場合がある。その際に使われる。

仕入・売上割戻:一定以上の数量・金額を購入した場合に代金の一部が免状される場合がある。その際に使われる。
*割戻を使わずに、そのまま仕入・売上が使われる場合がある。

棚卸減耗損:商品が盗難や紛失などによる帳簿とズレる場合がある。その際に使う。費用カテゴリ。
棚卸減耗損 = 原価 × (帳簿棚卸数量 − 実地棚卸量)

商品評価損:商品の価値が減少し、原価を下回ったときに使う。費用カテゴリ。
商品評価損 = (原価 − 正味売却価額) × 実地棚卸数量

*棚卸減耗損、商品評価損はともに費用として当期の仕入にカウントされる。

総平均法:総平均法で商品有高帳を記入する場合、払出と残高には数量だけを記入する。期末に受入の数量、金額から総平均単価を求めて払出単価として扱う。

特殊商品売買

積送品:委託販売する際に手許の商品するための勘定科目。資産カテゴリ。商品を受託者に送ることを積送という。
*商品を積送する際の諸費用も積送品に含まれる。
*委託者が荷為替によって早くに代金を回収する場合は、前受金として扱う。
*売上原価を計算するために、積送品勘定から仕入勘定に切り替える。

受託販売:受託者が委託者に対しての債務・債権を記録するための勘定科目。
*引き取りの諸費用も受託販売に含まれる。
*販売の手数料も受託販売に計上される。

委託買付・受託買付:買付の際に使う。

割賦販売

いわゆる分割払い。割賦売上、割賦売掛金を勘定科目として使う。この際、どのタイミングで売上を計上するかで販売基準と回収基準の2つのタイプがある。

■販売基準
モノを売った時に売上を計上する方法。
商品引き渡し時: (割賦)売掛金 /割賦売上
お金回収時:   現金 /(割賦)売掛金

■回収基準
お金を回収した時に売上を計上する方法。商品引渡し時に備忘記録として、対照勘定を使って仕訳をします。
商品引き渡し時: 割賦販売契約 /割賦仮売上
お金回収時:   現金    /割賦売上
         割賦仮売上 /割賦販売契約

回収基準にはさらに2つの種類がある。
①対照勘定法:割賦販売契約と割賦仮売上を勘定科目として使う。
*入金された時点で入金された分の販売契約と仮売上を解消し、割賦売上として計上する。
*未回収分の割賦金は原価に換算し、手許の商品と同様に期末棚卸商品として扱う。

②未実現利益控除法:決算時に未実現の利益を減算し、当期の利益のみを加算する方法。
期中であれば、販売基準と同じ表記方法。
繰延割賦売上利益控除:当期中に引き渡したが未回収になっている割賦売上の利益分
繰延割賦売上利益戻入:前期に引き渡し当期中に回収した割賦売上の利益分

試用販売

手許商品と区別する方法
試用品:試用販売の際に、手許の商品と区別するために使われる。
*返品または、購入された場合は試用品と仕入を解消させる。
*購入された場合、試用販売売掛金と試用品売上が使われる。

対照勘定法
試用品を提供した時に、試用販売契約と試用仮売上を使う。
*上記と同様に、返品または購入された場合は試用販売契約と試用仮売上を解消させる。
*購入された場合、売掛金はそのまま使える。

予約販売

前受金を使う。

固定資産

建設仮勘定:建設中の固定資産への一時的な支払に使う勘定科目。

除去:有形固定資産を事業で使えないなどのことから帳簿から除去するための勘定科目。
貯蔵品:除去した資産を売却するまで資産として計上するための勘定科目。

長期前払費用:貸借対表の翌日から起算して1年を超える場合に使う勘定科目。あ

減価償却費の計算方法

定率法:減価償却費 = 未償却残高 × 償却率
200%定率法:定額法の償却率を2倍した値。

生産高比例法:減価償却費 = (取得原価 − 残存価額) × 当期利用量/総利用可能量

無形固定資産

法律上の権利として認められたもの事実関係に基づくもの
特許権、商標権、鉱業権、借地権(※1)などのれん(※2)

法律上で認められた権利は、法律・契約の定める有効期間を償却期間として定額法で償却する。
のれんも、決められた期間で定額法で償却を行う。
いずれの場合も残存価額はゼロとする。

他の企業を買収した場合、資産と負債が仕分される。また、買収金額との差額がのれんとして計上される。

引当金

商品保証引当金:将来における商品保証に備える引当金
商品保証引当金繰入:商品保証引当金設定における費用科目

退職給付引当金:将来における退職給付に備える引当金
退職給付費用:退職給付引当金設定における費用科目
*退職金の場合、必ず必要な費用となるため、繰入とは異なる。

売上割戻引当金:将来における売上割戻に備える引当金
売上割戻引当金繰入:売上割戻引当金設定における収益控除科目

修繕引当金:将来における固定資産の修繕に備える引当金
修繕引当金繰入:修繕引当金設定における費用科目

租税公課

*固定資産税の納税通達書を受け取ったときは、租税公課を未払税金の勘定科目で処理する。

株式会社の資本

会社法上、最低発行株式数は発行可能株式総数の4分の1以上である。

会社法では払込み金額の半分を超えない金額については資本金とは認められない。
したがって、例えば資本金の最低限の金額を組み入れるとすると、半分が資本金で残りが資本準備金となる。

創立費:会社設立に必要な定款作成費、株式の発行費用、設立登記のための費用などを創立費とする。
創立費償却;創立費は支払った期間だけで役立つ費用ではないので、一時的に資産として扱うことができる。これを繰越資産という。その場合は、定額法で償却するためこの勘定科目を使う。

開業費:会社設立から営業開始までに必要な経費、広告費や通信費、水道光熱費などを開業費という。
開業費償却:創立費と同様に繰越資産として扱うことができる。やり方は同じ。

株式申込証拠金:新株を発行した際に株式引受人から振り込まれた金額。後に、資本金に振り返る。
*払込み金額の半分を超えない金額については資本金とは認められないのは同じ。
株式交付費:新たに株式を発行する際にかかった費用。
株式交付費償却:創立費や開業費と同様。

資本剰余金:株主が出資した金額のうち資本金に計上されなかった部分。以下の2つがある。
・資本準備金:その他資本剰余金を原資として配当を実施した場合、資本金の4分の1に達するまでその他資本剰余金の減少分の10分の1を資本準備金として積み立てなければいけない。
*資本準備金と利益準備金の合計が資本金の4分の1に達しないときに、積み立てが行われる。
・その他資本剰余金:資本準備金以外のもの。

利益剰余金:株主資本のうち、資本金と資本剰余金以外の部分。
・利益準備金:会社の利益の中から会社法によって一定額を積み立てた金額。資本準備金と同様。
・任意積立金:特定の目的を持って積み立てるお金。
・繰越利益剰余金:当期の純損益はいったん繰越利益剰余金へ振り返られる。その後、株主総会の決議を経て、その処分が決まる。




















2015年7月7日火曜日

消費者行動論 授業まとめ

第1回 講義概要
第2回 購買意思決定の分析①:購買意思決定プロセス
第3回 購買意思決定の分析②:情報処理の多様性と情報過負荷
第4回 購買前の情報処理①:内部探索と外部探索
第5回 購買前の情報処理②:情報の解釈とその多様性
第6回 購買時の情報処理①:低関与情報処理
第7回 購買時の情報処理②:相互適応的な情報処理
第8回 購買後の情報処理①:再評価と満足
第9回 購買後の情報処理②:消費者間の社会的相互作用
第10回 購買意思決定プロセスとマーケティング①:情報処理プロセスを捉える視点
第11回 購買意思決定プロセスとマーケティング②:購買意思決定とマーケティングの関わり
第12回 購買意思決定の特性とマーケティング①:価値提案および価値伝達のデザイン
第13回 購買意思決定の特性とマーケティング②:購買意思決定とインターネット
第14回 ブランド構築と統合型マーケティング・コミュニケーション



購買意思決定プロセス

意思決定のプロセスのあり方は製品カテゴリに応じて多様性がある。
この多様性を決定ずける要因が、
「動機づけ」「能力」「機会」
と整理される。
これらが高いときに、購買にかける時間と労力は大きくなるのだ。

また、消費者が解決すべき理想の状態までの選択の構造を目標階層構造という。

通常、意思決定のプロセスは以下の通りである。
問題認識
→情報探索
→代替案評価
→選択・購買
→購買後評価

S-Rモデル(反応注目型モデル)

消費者の行動を、刺激(stimulus)と反応(response)から観察するもの。例えば、2割引した際の、消費者の購買変化など。この場合、SとRの間がブラックボックスとされてきた。

S-O-Rモデル(構造明示型モデル)

S-Rモデルに、消費者の生活体(organism)を加えたもの。 つまりは、消費者の精神的状況を考慮したモデル。

購買行動の種類

ブランド・ロイヤルティ:消費者の内的関与が高く、特定のブランドを反復して購買する行動。
バラエティ・シーキング:現在の自分のブランド選択に飽きて、好奇心や広告などの外的手がかりによって購買する行動。
派生的変化購買:外部手がかりによって引き起こされる購買行動。ブランドへの関与が低い点でバラエティ・シーキングとは異なる。
反復購買行動:一定時間ごとに繰り返される購買行動。

情報処理の多様性と情報過負担



内部探索と外部探索

購買意思決定プロセスの中で、購買しようとする製品・サービスにはどのようなブランドの代替案があり、どのような特徴を持っているのかを把握するが「情報探索」である。

その情報探索には、内部探索と外部探索がある。
内部探索とは、記憶内の関連情報を探索すること。外部探索とは、外部の情報を探索することである。

情報源には、市場由来(企業の広告などからの発信)と非市場由来(口コミや友人などかの情報)と区別される。

また、情報探索活動に影響を与える要因は以下の通りである。
・事前の情報保有度
・知覚リスク
・関与度
・熟知性
・専門性
・時間的プレッシャー
・ブランド不明確性
など

低関与情報処理

個人の商品への関心度、重要度を消費者行動研究では「関与」という。

商品への関与は、個人の特性と状況によって変化する。

ブランド構築と統合的マーケティング・コミュニケーション

ブランド構築

1990年代以降になってブランド・エクイティ(ブランドの資産価値)への関心が高まった。
消費者の知識構造は、「ブランド認知」と「ブランド・イメージ」で構成される。

ブランド・ピラミッド・モデル

ブランド構築の手順を考える上での枠組み
下から、
アイデンティティ(消費者によるブランドの識別)
→ミーニング(ブランドについての意味の理解)
→レスポンス(適切で望ましい反応)
→リレーションシップ(消費者とブランドの関係性の構築)

となる。
強いブランドを構築するには、現状がこれらのどこに位置するのかを把握する必要がある。

統合的マーケティング・コミュニケーション

標的とする市場に説得力のある一貫したマーケティング・メッセージを伝達するため、マスメディアによる広告、インターネット広告、人的販売活動、広報活動、スポンサーシップ、インストア・プロモーション(小売店内における販売促進活動)など、多様なコミュニケーション手段を統合的に活用しようという考え方








2015年7月3日金曜日

消費者行動論まとめ

消費者行動論は、文字通り消費者の行動を学問的に観測したもの。
消費者の行動を1つ1つ整理して、結びつけながら考えるとわかる。


消費者行動論は主に2つに分類される。
消費者の商品選択
消費者に影響をもたらすもの
これらを区別して学んでいく。

消費者の商品選択

まずは、商品の選択について。
消費者が購入に至るまでのフローは以下の通り。
ニーズの認識

ニーズを満たす商品の探索(情報探索)

状況に応じた選択

購入

以上の段階に分けられ、それぞれの段階に応じた消費者の行動を考えていく。


ニーズの認識

ニーズには、一次と二次がある。
一次は生理的な欲求、二次は社会的・心理的な欲求である。
行動の駆動力となる内的状態を「動因」、行動を生起させる外的要因を「誘因」と言う。

また、マズローは、ニーズを5つ欲求段階としてまとめた。
1,生理的ニーズ
2,安全ニーズ
3,愛情ニーズ
4,尊敬ニーズ
5,自己実現ニーズ
ただ、これらは普遍的ではない。

モチベーション・リサーチ

購買動機を直接的に調べようとしたのが、モチベーション・リサーチである。
調査の対象のひとつが、シンボルとしての消費である。
これは、商品には物理的な機能以外にも、シンボル的な意味合いが含まれているということ。例えば、星条旗など。

S-Rモデル(反応注目型モデル)

消費者の行動を、刺激(stimulus)と反応(response)から観察するもの。例えば、2割引した際の、消費者の購買変化など。この場合、SとRの間がブラックボックスとされてきた。

S-O-Rモデル(構造明示型モデル)

S-Rモデルに、消費者の生活体(organism)を加えたもの。 つまりは、消費者の精神的状況を考慮したモデル。


ニーズを満たす商品の探索(情報探索)

商品を探索する際に、記憶が大きな役割を果たす。

記憶

記憶の主な働きは情報の符号化・貯蔵・検索である。
情報の符号化とは、外部情報を意味のある内部情報に変換すること。貯蔵とは、その知識を長期に保持すること。検索とは、必要に応じてそれらを取り出すことである。

これらを一連のフローにする。
外部情報は、感覚レジスターを通して、短期記憶に伝わる。そこで、符号化され、長期記憶へと転送される。取り出される際には、長期記憶から検索され、短期記憶へと伝わり、行動に移すのだ。

二重貯蔵庫モデル

記憶は短期記憶と長期記憶の2つの貯蔵庫に入る考えられるモデル
*長期記憶には、顕在記憶と潜在記憶がある。前者は、自身が記憶していることを認識されている記憶だが、後者は記憶にあるかどうか認識していない記憶。
そして、潜在記憶が他の行動に影響を与えることをプライミング効果という。

処理水準モデル

記憶モデルは2つに分けるのではなく、情報の内容によって「浅い」水準から、深い「水準」までと階層化されていると考えるモデル。

ワーキングメモリ

情報を一時的に保ちながら操作するための領域


状況に応じた選択

商品を選択する際にも、本来のイメージが植え付けられているため、それを元に判断もする。その1つが、態度。

態度

態度とは、「ある対象に対して、好意的あるいは非好意的に一貫して反応する傾向」のこと。要はイメージ。態度の対象は企業、ブランド、店舗、広告など。
態度は認知的成分感情的成分行動的成分で成り立つ。
これらは、一時的ではなく長期に渡って持続する。

態度の機能

道具的機能:手段として活用するための機能
自我防衛機能:自己を守るための機能
価値表現機能:自分の価値を表現するための機能
知識機能:知識を得るための機能


多属性態度モデル

多属性態度モデルとは、好き−嫌いの判断ではなく、さまざまな属性から判断することを目的に作られた。例えば、ペットポドルのお茶だと、味や香り、デザインや価格などから考慮すること。
このモデルでは、全ての属性の総和で態度が決まる。

ハイダーのバランス理論

人は様々な外的状況では、深層心理でバランスを保とうとするという理論。
例えば、自分と彼女と彼女の趣味があるとする。彼女は好き、でも彼女の趣味は嫌いをという状況が発生した場合、多くの人はバランスを保とうとして彼女の趣味を好きになる、もしくは彼女と別れるなどの行動をとるのだ。

認知的不協和理論

信念・意見・態度などを含む我々の知識を<認知要素>と呼ぶ。自分の中にあった<認知要素>と、新たに与えられた<認知要素>の情報が矛盾する状態が<認知的不協和>である。人はこの状態を不快に感じ、この矛盾を解消しようとする。このとき、自分にとって変えやすいどちらか一方の<認知要素>の内容を変えることで、協和した状態へ導こうとする傾向があるのだ。

要は、人は腑に落ちないことがあると、自分が変わるか、解釈を変えようとするのだ。


自己知覚理論

自己の内的心理を、自分の行動や周囲の反応といった「外的手がかり」から判断すること。これを利用したのが「フット・イン・ザ・ドア」テクニックである。セールスマンの要請でドアを開けたのだが、あたかも自身が商品の説明を聞きたいのだと納得して購入してしまうのだ。
これは、自身の内的心理や行動は必ずしも把握できているわけではないということを示す。


消費者に影響をもたらすもの

消費者とマスコミとの関係は強い。

マスコミとの関係

強力効果論

マスコミの宣伝効果は強力であるという論。プロパガンダにもマスコミは利用された。

限定効果論

マスメディアは受けての態度を変化させるというよりも、態度を補強するという論調。

議題(アジェンダ)設定効果モデル

マスメディアは、人々の意見を変えることはできないが、争点を認知させることはできるという論調。






2015年7月1日水曜日

行動経済学まとめ

既存の理論では説明できない現象をアノマリーという。

人間は判断する際に、システム1からシステム2へと流れて機能する。

システム1では、直感的で速い判断がされます。それらをここでは、ヒューリスティクと呼ぶ。ただ、不完全な判断につながる場合があるのが欠点。
ヒューリスティクは、規則性があり予見が可能な場合に有効である。

システム2では、論理思考が使われる。

ヒューリスティク

ヒューリスティクは主に、
利用可能ヒューリスティク
代表性ヒューリスティク
確証ヒューリスティク
感情ヒューリスティク
アンカリング
に分類される。

利用可能ヒューリスティク

頭に浮かぶ易い情報から物事を判断してしまう傾向。
受動喫煙よりも交通事故で死亡する人の方が多いと感じてしまう等。実際には、受動喫煙での死亡が多いが、交通事故の方がニュースで報じられるため、そのように感じてしまう。

クライマックス効果
利用可能ヒューリスティクの一種。最後に記憶に残った情報が人間の意思決定に強い影響を及ぼす傾向。

初頭効果
クライマックス効果とは対象的な現象。最初の情報が強く記憶に残る現象。


代表性ヒューリスティク

物事に対しての代表的な印象で判断してしまう傾向。ステレオタイプの原因。
リンダ問題が一例。連言錯誤とも言う。

小数の法則
母数集団が少ないことを無視すると判断を誤りやすいという法則。ルーレットやサイコロでは実行回数が少ないとかたよった結果になり易いが、これは小数の法則によるもの。数を重ねれば平均的な結果になる。

大数の法則
母数の数が十分にあると結果は平均へ回帰するという法則。小数の法則の対義なる。


確証ヒューリスティク

人は直感や思いつきで正しそうな答えを見つけたら、「これに違いない」とその答えに固辞してしまう傾向。思考停止に陥りやすくなる。


感情ヒューリスティク

判断する際に個人的な感情に左右されてしまう傾向。
株式市場と天気の関係など。

ハロー効果
限定的な情報から誤った判断をする傾向。
例えば、学歴や職業からその人が素晴らしい、信頼できるなどと判断してしまうこと。


アンカリング

意思決定がアンカーに引っ張られる現象。
お店などで通常価格でアンカリングされるため、割引価格で表示されていると「お得」に感じること。

ドア・イン・ザ・フェイス
アンカリングの利用例。
営業などで最初に高い値段でふっかけて、その後に譲歩することで相手を乗せること。
交渉においても最初に無理な要求してから譲歩していくことで、相手も受入れ易くなる。

プライミング効果
あらかじめ見聞したことに無意識のうちに影響を受ける現象。
アンカリング効果と関連する。



プロスペクト理論

保有効果などのアノマリーを説明するための理論。
プロスペクト理論の主な特徴は、
同じ規模の利得と損失を比較すると、損失の方が重大に見えること。(価値関数)
発生する確率によって人はリスク回避的にもリスク志向にもなること。(確率加重関数)
である。

保有効果
自分が所有しているものの価値を高く見積もる現象。アノマリーの一種。

フォールス・コンセンサス効果
自分が良いと思う物は他人にとっても良いと考えてしまう現象。アノマリーの一種。

損失回避性
私たちは利得よりも損失を重大に見てしまう傾向。
価値関数では、損失を1,5倍から2,5倍ほど重大に感じてしまうのだ。
このことから、保有効果の説明ができる。
例えば、愛車を売却する際に愛車を手放すという損失を高く見積もるため、愛車に対して価値が高くなってしまうのだ。

現状維持バイアス
現状維持を好んでしまう傾向。
新たな選択する際に、損失を重大に見積もるため、それに対する利得が割に合わないという考えに至ることから生まれる。

感応度逓減性
価値関数では、利得や損失は増えるにつれて1単位当たりの増加分が減少していく。
これを感応度逓減性と呼ぶ。
例えば、1億円と2億円だと価値では2倍だが、実際に感じる喜びだと2倍もないはず。
テレビショッピングでも、商品をセットにして売るのでなく、ばらして売ることで満足感を与えられる。また、何かを買う場合はまとめて購入することで損失の痛みを小さくできるのだ。

参照点
価値関数の原点は絶対的なものではなく、状況に応じて変化するのだ。これを参照点という。つまりは、相対評価なのだ。

確率加重関数
客観的確率が小さい領域では、主観的確率は実際よりも大きくなる。
一方で、客観的確率が大きい領域では、主観的確率は実際よりも小さくなる。
このグラフが確率加重関数。
「アレのパラドックス」においても、小さな確率を過大評価したためリスク追及型(リスクを取ろうとする)。大きな確率を過小評価し、リスク回避型(リスクを回避しようとする)。


フレーミング

人の判断は、フレーミング(表現の仕方)で左右するのだ。

初期値効果(デフォルト効果)
人がある状態からの変化を嫌い、元ある状態にとどまる傾向。
投票用紙が例になる。ある政策に対して、賛成の◯を付けてもらうのか、反対の×を買いてもらうのかで結果は異なる。
○×の意思表示を求めるものをオプトイン、意思表示がなければ同意したともなすものをオプトアウトと呼ぶ。

比較可能性
何か売りたい商品がある場合、それよりも高価な製品を用意することで比較対象を設ける。これにより、買い手は買い易くなる。
または、同じジャンルの商品を用意し、1つだけ優れた商品にし、あとの商品は「おとり」に使う手段もある。
そして、無難な真ん中を選ぶを傾向を利用して、意図的に中級機をつくることもある。
ただ、人は選択肢が多過ぎると選択不全に陥る。

希少価値
意図的に数量を少なくし、希少価値を生み出す手段。
時間限定、期間限定、限定版、シリアル番号。

ハーディング効果
人の群れがさらなる群れを呼ぶこと。


その他

時間割引率
今日手に入る物よりも、明日手に入れる物の方が価値が低い。
時間割引率は、将来の価値を現在の価値に換算する際の大きさを表す。

双曲型割引
私たちは近い将来についてはせっかち(割引率が高い)で、遠い将来については我慢強い(割引率が低い)という概念。

符号効果
受取にはせっかちだが、支払にはのんびりという現象。

上昇選好
楽しみを後にとっておくという考え方。


メンタル・アカウンティング
私たちは心の中に食費や交際費などのあらゆる口座を持っている、という考え方。
例えば、コンサートを見に行くとする。チケットを買うためのお金、またはチケット自体を失くす場合では心の口座は異なるのだ。お金を失くす場合はチケット費用の口座とは関係ないため、別のお金でチケットを買うだろう。一方で、チケット自体を失くした場合は、チケット費用の口座が二重負担になってしまい損した気になる。結果として、チケットは購入しないのだ。

現金とコーラの実験
人はお金に手をつけることには抵抗があるが、お金以外のもの(コーラなど)では手をつけやすいのだ。

社会規範と市場規範
託児所の遅刻のルール。
世の中には、市場規範を持ち込むと腐敗する場合がある。その一例。













                           

2015年6月26日金曜日

ミクロ経済学まとめ


需要曲線は、外生変数によって位置が変化し、内生変数によって需要曲線上を移動する。


総費用:生産にかかる費用.。総費用 = 可変費用 + 固定費用。
*可変費用とは、生産量の変化に応じて増減する費用。原材料など。
*不可変費用(固定費用)とは、生産量に関係なく要する費用。

平均費用とは、総費用を生産量で割ったもの。
限界費用とは、生産が1増える毎に増加する費用の増加分。

粗利潤:収入から可変費用を引いたもの
利潤:収入から総費用を引いたもの。





超入門経済学 高橋知也

ミクロ経済

完全競争市場の中では、価格は一物一価。
そこで取引を行う者は、価格受容者という。

需要は、主に所得の変化、関連商品の価格変化、嗜好の変化によって変わる。
その中で、所得が増加で需要が増加する物を上級財。所得の減少で需要が増加する物を下級財という。

関連する財の価格が上昇すると需要が増加し、価格が下落すると需要が減少する財を代替財。例えば、鶏肉と豚肉。
関連する財の価格が上昇すると需要が減少し、価格が下落すると需要が上昇する財を補完財という。例えば、バイクとヘルメット。

留保価格:買い手であれば、買ってもよいと考える価格の上限値。売り手であれば、売ってもよいと考える下限値。

厚生経済学の第一定理:完全競争均衡が総余剰の最大化をもたらすこと。「完全競争均衡はパレート最適化を実現する」ともいう。
*パレート最適化とは、相手を不利にすることなく自分を不利にすることはできない、ということ。

生産関数:企業または経済全体でどれだけの資源・原材料を投入すれば、どれだけの生産を行えるかを表した式。

2015年6月10日水曜日

入門経済学 伊藤元重

均衡価格:需給が一致した価格。消費者の限界的評価と供給者の限界費用が一致した状態。
超過供給:価格が高すぎて、供給が需要を上回った状態。
超過需要:逆。

一物一価の法則:同じ商品で価格にばらつきがあっても価格は均一化していく法則。

価格弾力性:価格変動に対する、需要や供給が変化する度合い。

弾力性が小さいと価格が変化しても需要の変化は見られない。コメや野菜などは価格弾力性が低いため、価格が下がっても需要はそれほど伸びない。一方で、宝飾品などは価格弾力性が強く、価格が下がると需要も伸びやすいのだ。



生産者余剰は、価格線(限界収入線)と限界費用線で囲まれた領域。
*限界収入線とは、商品の価格のこと。

完全競争下では、企業は価格が限界費用と等しくなるところまで供給して利潤の最大化を図る。

X非効率:競争にさらされていない企業に生じる生産ロス。

場の情報:個々の消費者の選好や生産者の生産費用などの情報は、すべてそれぞれの当事者がよく知っている。その情報を中央の計画当局がすべて集めて、生産計画や消費計画を立てることは不可能であるという考え方。

逆選択:質の悪い商品の存在によって、質の良い商品の質も疑われて、市場が成立しなくなる現象。商品に関しての情報が十分でないときに発生する。


エイジェンシー関係:弁護士と依頼人のような関係。エイジェント(代理人)とプリンシパル(依頼人)によって成り立つ。
モラルハザード:エージェントの行動についてプリンシパルが知りえない情報や専門知識がある(片方の側のみ情報と専門知識を有する)ことから、エージェントの行動に歪みが生じ効率的な資源配分が妨げられる現象。

シグナル:商品の逆選択を防ぐために用いられる手段。例えば、ラーメン屋の行列。CMなどによる積極的な広告宣伝。これらは、商品それ自体の価値には関係ないが、商品を見極める上で重要な指標になる。






簿記まとめ

簿記は、取引される物の性質と取引の内容(勘定科目)の組み合わせ。

取引される物の性質

資産:金銭や金銭価値のあるもの
負債:他人からの借入によって調達した資金
純資産(資本):経営者の投資によって調達した資金やお店の利益
費用 *お店が収入を得るために必要な費用
収益

貸借対照表と損益計算書の違いから以上の性質を使いわける。

勘定科目

売上:収益カテゴリ
発送費:売上にかかる費用。費用カテゴリ。
仕入諸掛:商品の仕入れにかかる費用。仕入原価に含まれるため、仕入としてまとめて記入される。

車両運搬具:営業に利用する際の車。原価償却の対象。登録料も取得原価に含まれる。
*売却する場合も車両運搬具と記入する。

建物:資産カテゴリ。原価償却の対象。登録料や仲介料も取得原価に含まれる。

土地:資産カテゴリ。原価償却の対象外。整地費用や仲介手数料なども取得原価に含まれる。
*売却する際には、付随費用も上乗せされていることを忘れない。

備品:1年以上使えて、10万円以上の商売に必要な物品。資産カテゴリ。原価償却の対象。
→費用カテゴリじゃないのは、1年以上使えるから。一時的な費用ではないから。

修繕費:本来の固定資産の価値増加や、耐用年数の延長をもたらさない場合に使われる。
*金銭により固定資産の価値が増加した場合、取得原価に加えられる。資産の増加。

減価償却費:定額法で求められる。減価償却費 = (取得原価 - 残存価値) / 耐用年数
記入法は、直接法(取得原価から引いていく方法)と間接法(減価償却累計額に加算していく方法)がある。
*減価償却累計額は負債カテゴリ、減価償却費は費用カテゴリ。
*間接法では、取得原価の科目が減らない。

消耗品費:1年以内に使い果たす小額なもの。コピー用紙、トイレットペーパーなど。費用カテゴリ。

通信費:郵便切手、ハガキも含まれる。

雑費:消耗品に入らないようなもの。クリーニング代やお茶菓子など。費用カテゴリ。

租税公課:商売にかかる税金。費用カテゴリ。

支払家賃:店舗だけでなく倉庫も含む。費用カテゴリ。

支払保険料:商売に必要な保険料の支払い。費用カテゴリ。

繰越:ひと月で一区切りのため現金は来月に繰り越す。次月繰越、先月繰越と表記する。

仮払金:出張などのために一時的に確保しておくための費用。資産カテゴリ。

仮受金:内容不明の入金があった際に一時的に利用する勘定科目。負債カテゴリ。

現金過不足:実際の現金と帳簿上の現金が一致しないときに使用する勘定科目。原因がわからないまま期末を迎えた場合は雑益または雑損という勘定科目にする。

当座預金:小切手での支払いをした場合の科目。小切手で支払いを受けた場合は現金とする。小切手という勘定科目はない。
当座借越:当座預金の残高を超えた引き出しを当座借越という。銀行から一時的に借入している状態。
*当座:借越か預金にかかわらず、ひとくくりにした勘定科目。
*当座に入金する時に、当座借越がある場合はまずそこが返済される。

買掛金:代金の後払いのこと。いわゆるツケ。負債カテゴリ。仕入にしか使えない。
売掛金:代金を後で受け取ること。資産カテゴリ。
*買掛金、売掛金は主語が記入者であるとして考える。

未払金:お店で売る以外の物を後払いで購入した際に使う勘定科目。
未収金:商品以外の物を売却した際に使う。
*掛金とは、その取引が商売かどうかで区別する。

支払手形:負債カテゴリ。
受取手形:資産カテゴリ。
*小切手と約束手形の違いは、小切手は直ぐに現金にできるのに対して受取手形は支払いを遅れさせることができる。
*手形には、約束手形(二者間で行われる)と為替手形(第三者に支払を委託する)がある。いずれも、勘定科目は支払手形、受取手形が使われる。
*取立てを依頼した時点では、取引は成立しない。
裏書譲渡:手形を支払などのために他人に譲渡すること。
手形売却損:支払期日より早くに手形金額を受け取ることによる売却損額。
*受取手形記入帳には、手形種類(約手、為手)と、てん末(裏書譲渡、割引、入金)。
*約束手形と為替手形では、名宛人の役割が受け取る、払うと異なることに気をつける。

前払金:代金の一部として支払う手付け金。資産カテゴリ。仕入でも商品を受け取るまでは仕入にならないため、前払金とする。
前受金:負債カテゴリ。売上は客に商品を渡すまで売上とはいわない。
*後に、商品を渡さなければならないことを考えれば、負債。

借入金:負債カテゴリ。
支払利息:費用カテゴリ。
貸付金:資産カテゴリ。

引当金

貸倒損失:貸し倒れによって、売掛金や受取手形を回収できなくなったときに負担するお金。費用カテゴリ。
貸倒引当金:決算に前もって貸倒を見積もるための勘定科目。
*実際に貸倒が成立するまでは、売掛金を記入することができないから一時的にこの勘定科目を設ける。資産の一部をこの引当金に移しておく。
*引当金を超える場合は、貸倒損失で補う。
貸倒引当金繰入:以前に設定した引当金よりも実際の金額が大きかったときに繰り入れるために使う勘定科目。費用カテゴリ。
貸倒引当金戻入:引当金が見積もりより多かった場合に使われる。
償却債権取立益:貸倒が後になった回収された場合に使われる。

給料:費用カテゴリ。
預かり金:従業員の社会保険料や税金を一旦預かってから、納税するため預かり金という勘定科目を使う。負債カテゴリ。
*所得税預かり金、社会保険預かり金

立替金:資産カテゴリ
従業員立替金:会社内部の従業員に対する場合に使う。

商品券:負債カテゴリ。
他店商品券:資産カテゴリ。

売買目的有価証券:売買を目的とした株および国債・地方債・社債などの公社債の購入に使う勘定科目。資産カテゴリ。
有価証券売却益:収益カテゴリ。
有価証券売却損:費用カテゴリ。
有価証券利息:公社債によって利息を受け取った場合に記入。
受取配当金:収益カテゴリ。配当金を受け取った場合に記入。
*金額は取得原価で記入する。
*手数料などの付随費用なども取得原価に加える。
*買掛金ではなく、未払金として処理される。
有価証券評価益・有価証券評価損:常に変化する時価を、期末で調整するために使う勘定科目。この処理法を、時価法という。

小口現金:小額な支払に備えた、手元に置くための現金。
定額資金前渡法(インプレスト・システム):会計係が用具係に支払予定金額を予め渡しておき、一定期間が経ったら使用した分だけの金額を渡して、常に同額の小口現金が保たれるようにする方法。



メモ

資産と費用は増加したら左(借方)。それ以外(負債、純資産、収益)は逆と憶えておく。
←資産、負債、資本、費用、収益いずれも貸借対照表や損益計算表で書かれている位置が増加(+)になっている。だから、減少(−)はその逆。

買掛金、売掛金は主語が記入者であるとして考える。

売掛金は売ることで発生するものだが、収益そのものではないので資産に分類される。

期末資本−期首資本=当期純利益(財産法)
*貸借対照表では、資本金がいつ(期首?期末?)なのかに気をつける。
資産=負債+期末資本(=期首資本+純利益)

受取手数料は、収益。

相手勘定科目が2つ以上あるときは、諸口を使う。

商品売買益は、売価と原価の差額。
商品は、原価分の金額しか減らない。商品売買益と混同しないように気をつける。

仕訳帳→総勘定元帳、試算表→決算書(貸借対照表、損益計算表)の流れ記入する。
*仕訳帳の元丁とは、総勘定元帳のページのこと。
*総勘定元帳の仕丁は、仕分帳のページ。残高式は、借貸の位置とその金額を記入すればいいだけ。

試算表は、仕訳帳から元帳への記入が正しいかの確認、各勘定の状況を把握して手続きを円滑にするのが目的。
*精算表は、試算表から財務諸表の作成までを1つにまとめたもの。正式な手続き書類ではない。残高と残高の位置をまとめて把握するための表。
*これらは決算日に合わせて作られるものだから1年の取引をまとめるのだ。
*下に合計金額を記入することを忘れない。

当期純利は、損益計算表の借方と貸借対照表の貸方に属する。

Tフォームは、次期繰越と損益を使うことで借方と貸方の金額を一致させて締めなければならない。この時、繰越す科目は繰越試算表に記入する。
損益とは、収益と費用をひとつのカテゴリにまとめるための勘定科目。

決算振替仕分とは、損益計算表の当期純利益を貸借対照表の資本金勘定に移すことを記録するための表。収益の損益への振替、費用の損益への振替、損益の資本金への振替の順に記入すればいい。

決算は、一年を通した取引の全てをまとめる。

合計残高試算表で、左右の合計が一致するか確認をする。
資産、負債、資本、収益、費用で構成されているので、資本には当期の純利益は加えないで記入する。

現金出納帳は、現金の収支のみを記入する帳。当座預金などはいれない。

分記法:商品、商品売買益を用いる記入方法。
3分法:仕入、売上、繰越商品の3つの勘定科目を使って記入する方法。
*3分法の場合、繰越商品とは区別しなければならない。
売上総利益 = 売上高 − 売上原価
売上原価 = 期首商品棚卸高 + 仕入高 − 期末商品棚卸高

仕入帳:仕入取引を記入するための帳簿。
1,日付、仕入れ先、支払方法、品名、数量、単価、合計金額を記入。
2,仕入値引、仕入戻しについては赤字
3,締めるときは、総仕入高から赤字の仕入値引・仕入戻しの合計を引いて、純仕入高を計算する。
*金額の部分は合計金額ではない。

売上帳:売上を記録した帳簿。仕入帳と同じ。
*仕入帳、売上帳はともに商品の出し入れは考えない。商品有高帳と区別する。

商品有高帳:商品自体を管理するための帳簿。先入先出法と移動平均法がある。
*払出には、売価ではなく、原価で数量の内訳を記入する。
*受入と払出の数量と金額が一致することを確認する。
*売値に対する値引きは、原価には関係ないので記入しない。
①先入先出法
先に仕入れた商品から先に売り出す方法。
仕入単価が異なるものが残高にある場合や、同時に売り出した場合は括弧({ )でくくる。
②移動平均法
単価が異なる商品を仕入れた都度、平均単価を計算し、残高欄の単価とする方法。

人名勘定:取引先を把握しやすくするために、勘定に商店名などを使用する方法。
* 語尾に買掛金や売掛金は付けずにそのまま使う。

売掛明細書、買掛明細書:取引先との売掛、買掛の残高をまとめた表。

手形貸付金・手形借入金:借用証書の代わりに手形が用いられる。

引出金は、資本金からまかなわれる。

戻り高:なんらかの理由で返品されること。

2015年6月7日日曜日

簿記の習得をいかに早く終えるか。

簿記はとにかく自分で解いていくことが一番。アウトプットを繰り返すことが大事。


図書館の本で本質を理解する。
「簿記のツボとコツがゼッタイにわかる本」で仕組みを理解する。
この本は2周し、2回目は”どう表記するのか”を意識して読む。

本で一通りの流れを把握したら、問題集を買って解いていこう。


簿記は、取引の言語化。
取引される物の性質(資産、負債、純資産、費用、収益)と取引の内容(勘定科目)の組み合わせで成り立つ。
それらを簿記のルールもとで表に記すのだ。
だから、まずは取引される物の性質の違いを見分ける。そして、取引内容を一気に憶える。最後に、問題集などで実際に解いていき表記方法などの簿記のルールを把握する。



目標

11月16日の試験で簿記一級を合格する。
7月までに三級を終え、8月で二級、9・10月で一級を目安でやっていく。
できる限り早くに二級の勉強に取りかかれるようにする。

一級が受かってしまえば大学も辞めていいはず。あとは、働きながら税理士試験の勉強し、実務もつめるのだから。

税理士のスキルで、シンガポールやニューヨークで働きたい。
または、ベトナムなどの支社で働きながらお店を開く。

税理士としてのスキルを使い、海外出店の支援を行いたい。



2015年6月6日土曜日

経済ってそういうことだったのか会議


「預金をするか株に投資するかは、たくさんの人が考えているのだから、預金金利と株価は本来は一緒になるはず。」
だから、FRBの金利が上がれば、投資の対象が株から預金へと移っていくのか。

「美人投票」
為替や株の市場で用いられる話。
市場では、個人が誰を美人であるかを決めるのではなく、”みんなは誰が美人だと思っているのか”を当てるものだということ。

2015年6月2日火曜日

損切りは早く、利食いはゆっくりと。

銘柄選択での勝率はせいぜい50%くらいだろう。100%なんてことはない。
だからといって、利益がプラマイになるわけではない。損益の幅の差で勝てばいい。
負けた銘柄は早くに損切りし、負けの程度を抑える。
上昇している株はなるべく大きくなるよう待ち、利益を大きくする。
こうすることで、勝ち幅を大きくすることができる。
だから、損切りは早く、利食いはゆっくりなのだ。

投資は負けない戦い方をしていく。
投資では、損をいかに抑えるかが重要。負けを抑え、勝ちをできるだけ大きくしようとするのが良い。これは、まずは”負け”は負けと認めなければならない。
ファンダメンタルズを元にした中長期投資ではないのだから、負けは負け。

2015年5月29日金曜日

オニールの成長株発掘法

・同業他社の注目銘柄を調べる。
投資の安全性を高める上で、保有銘柄の同業他社の中で好ましい当期収益を計上している銘柄が少なくとも1つはあるはずである。これが裏付けとなる。また。ない場合、その業界の選択は誤りの可能性が高い。

・最良の買い時はいつか?
株価は修正局面および底入れを経た後。過去最高値に近づいたり実際に高値を更新したりするもの。株価の底入れ期間はたいてい7,8週間から15ヶ月程度続くもの。
底入れから上昇し始めたときが買い時で、底値から5%~10%以上株価が離れたら買うのは見送るべきである。

・公開市場で自社株買いをしている中小企業を探す。
一定期間の中で自社株買いしている場合は望ましい兆候である。なぜなら、自社株買いに一株益は増加する。1株益の成長率は、傑出した銘柄の株価押し上げの大きな要因である。

・取得原価の呪縛にとらわれないこと。
何年前にいくらで購入したとか、現在利益がいくら出ているのか損が出ているのかということは、その株の将来性とはほとんど無関係なのである。

・バーナルバールクが語る必勝法
株式市場で勝つ絶対的秘訣は、誤った決断による損失を最小限に抑えることである。

・損切りは保険代わり
損失を限定することは、保険と考え方が似ている。損切りすることで、それ以上損するリスクを抑えることができるのだ。中には、何回かそこから上昇する場合もあるであろう。しかし、それでも自動車保険で無事故であった時に、保険を掛けていたことを悔やむ人はいないであろう。

・損切りは早く、利食いはゆっくり
損失を放置することは、ほとんど全ての投資家が犯す最も深刻な間違いである。売買のタイミングや銘柄選択ではプロでも間違えるということを認識していなければならない。







2015年5月28日木曜日

怒りオヤジ 有田理論

交渉事では、まず初めに相手の話を聞き入れ、相手を褒めて、相手との信頼関係を築く。
また、相手を褒める場合でも「第三者が褒めていたよ。」と言うことで相手も素直に受入れてもらえる。

共通の話題で相手に仲間意識を芽生えさせる。
*共通の敵作戦:好みの相手と共通の敵、悩みを持つ事で信頼を築く作戦。

役割効果:集団の中で孤立してしまっている人には、何か役割を与えることでその人との信頼を築くことができるという効果。

風車の理論:相手の力を真っ向から受け止めるのではなく、風を受け流す風車のように自分自身を無とすることでダメージが無くなるという理論。人は過剰に褒められると「自分はそんなことはないんだ」と考え、反省しだす。これは、ああ言えばこういう人に有効。

相手の目を見て気持ちを伝える。これが一番よく伝わる。

緊張するときは、相手の目の瞬きを見る。これで緊張がほぐれる。

相手に話を聞かせるには、何かしらの運動をすることで疲れさせる。そうすることで、頭が回らなくなって相手も話を聞きやすい。

最初に怒ってから、あと優しくすると相手は話を聞きやすい。

2015年5月26日火曜日

ペーパービーコンで何が変わるのか

ビーコンとは、そもそもスマホの位置情報を特定し、ロケーションに応じて必要な情報を提供すること。
これらは020マーケティングの効果を高めることを目的に使われる。これまで、O2Oはスマホをタグにかざす必要があった。しかし、ビーコンによって広範囲に信号を届けることができるのだ。


要は、情報に”位置”を加えることができるのがビーコンの特徴なのだ。



観光にはお金と同様の価値を含む

観光には、お金を同様の価値を持つという側面もある。
お金は、多数の人間による共通認識の価値観の上に成り立つ価値である。つまり、お金には本質的な価値はないが、皆が価値があると思うから価値がある。というのがお金の中身だ。
これと同様に、観光もそういった側面を持つと考える。
例えば、タイに観光に行った時に有名なワットポーを見に行くとする。個人的には、宗教に関心もなくワットポーの金の像には価値はない。ただ、そこはタイ有数の観光地であり、多くの人が見に行く。恐らく自分みたく宗教に関心がない人でも見に行く人は多いであろう。正直、金の像くらい日本でも作れるだろうし、本質的な価値なんてない。それでも自分も同じく、多く人は行ってしまう。そして、多くの写真を撮り、満足感を得るのだ。それは、ワットポーが多くの人に認知され、価値があるという共通認識で成り立っているからだ。お金と同じなのだ。

もちろん、観光や旅の価値はこういった面だけではない。
例えば、その街の風景、人々、匂い、環境はその土地ならではあり、他では意図的に生み出せるものではないであろう。または、グランドキャニオンといった自然によって作られたものや、それまでの背景を持った観光物は人間が意図的に作れないし、作られても意味は持たないであろう。


以上より言いたいことは、観光においてその目的の価値を見分ける必要があるということだ。観光地の多くにはお金的な価値を持ったものもある。だから、その観光地の本質的な価値は何かを見分けなければならないのだ。
観光の目的がお金的な価値にあるのなら、それは陳腐な旅になってしまうあろう。



2015年5月16日土曜日

優良企業リスト

・端光6279
紙おむつの国内シェア80%以上。世界でもトップクラスのシェア。
紙おむつは赤ちゃんだけではなく、高齢者も利用する。今後、世界的にも高齢者が増えるのは当然でニーズも更に高まる。
現在はチャートは下降トレンドで徐々に下落している。様子を見て、買い。


・ハーツユナイテッドグループ3676
日本人の細やかさを活かしたデバックサービスを提供している会社。マイクロソフトが契約している。
ニッチでグローバルな会社。
ゲームのデバックなども行うことからニートや引きこもりの人材も活用し社会貢献している。
一目均衡表の雲を抜けている、ボリンジャーバンドの収束からの上昇などから今後上昇するのではないかと考えられる。

・ナカニシ7716
高速回転モータを主力にグロバールニッチで活躍する会社。
海外での売上高が8割以上を占めている。初めは日本では受入れられなかったが、海外でのニーズが高まることで日本での評価も高まった。
中小企業の製造業が成長する良いパターンであるようだ。リストラをしない、世界での幅広い販路も特徴。

・ニッポン高度紙工業3891
電池のセパレータを製造する会社。国内シェア95%以上、世界シェア60%。
燃料電池はこれから電機自動車や風力発電などニーズが強くなっていくもの。
PBRを1を切っていることから買い時かもしれない。

・ヤマトホールディングス9064
運送業として持つ流通網を活かして人口が少ない地方で高齢者見守りサービスを行う。
オフラインでのローカルネットワークを持つ企業(コンビニや警備会社など)はこれから更に影響をますと考える。

二度目の底に向かっている。上向きになったら買い。

・株式会社エー・ピーカンパニー3175
塚田農場など居酒屋を展開する企業。
六次産業化を進めているため、直営農場の食材を使用している。
お店自体も、食材にこだわりがあり価格ではなく味覚、体験、環境に重点を置いているお店だと感じる。
*六次産業化:第一次産業である農林水産業が生産にとどまらず、それを活かして第二次、第三次で提供すること。

・株式会社堀場製作所6856
エンジンの排ガス測定装置で世界80%のシェアを誇る企業。
グローバルニッチを代表する会社。

・スタートトゥデイ3092
業績も順調。
取っ手付きカップ型から上放れしたので、上昇していくと考えられる。

・すかいらーく3197
業績好調。ガストやバーミヤンを持つ。円安の影響を乗り越え、高い付加価値を得ることに成功した。
上昇トレンドで、押し目買いが狙える。

・いちごHD2337
経営者の理念、スコットキャロンの日本の旧きを活かした建物を作りに共感でき、業績も毎年上昇している。また、PERも妥当。トレンドも上昇傾向に入る見込み。
短期でも長期でも保有したい銘柄。
そして、クリーンエネルギーの事業にも展開しているので期待したい。
人、事業内容ともに応援したい企業である。




2015年5月15日金曜日

板の見方

板を見ることで相場の雰囲気がわかる。
  1. 厚い買い板に向かって株価が下落している時は、相場は弱い。
    厚い売り板に向かって株価が上昇している時は、相場は強い。
  2. 厚い売り板でも買いたいということは、それほど買いへの圧力があるからだ。
  3. 厚い売り板が買われても、株価が急上昇した後では頭打ちになる場合がある。
  4. これは厚い板を買われたところで買いエネルギーが出し尽くされてしまったと考えられるからだ。
  5. 見えない板を節目から予想する。
  6. 厚い売り板が見えた途端に急落する場合がある。それを防ぐために過去の高値や安値、もみ合い地点、移動平均線などの節目から予測する。節目で売り注文をだしている投資家が多いのだ。

まとめ

余裕を持つ
1.自分は「女性慣れ」していると思い込む
2.「女性は世界中に沢山いる」と常に考える
3.女性に嫌われても平気だと思う 
4.自分の評価の基準を、「女性にどう見られているか」ではなく、「自分がどう感じるか」にする
 5.複数人の女性にアプローチする
 6.女性よりも大切なものを見つける
 7.一日一回恥ずかしいことをする

清潔感を出す
1.毎食後の歯磨き
2.ツメの手入れ
3.むだ毛の処理
4.スーツにアイロン
5.すり切れたワイシャツは捨てる
6.毎日同じ靴を履かない

会話のコツを掴む
1.事実よりも気持ちを語る
 2.苦手なものは隠さず打ち明ける 
3.会話が途切れそうならマジカルバナナゲーム(連想)で会話する

行動力を高める
1.行動すれば出会いが増える
2.臨機応変に予定を変更する
3.断られても諦めない
4.女性が決断できないことを決断してあげる
5.思い立ったら即行動する
6.自分にノルマを課して有言実行する









2015年5月14日木曜日

ホームセンターのハンズマンについて

九州で展開するホームセンター。
消費税増税にも関わらず、業績を伸ばしている。
ハンズマンの強みは大量の品揃えである。また、1年のうちに10個未満しか売れない商品が6割を占めているのだ。これはAmazonのロングテール戦略と同じ。ただ、本来この戦略はネットにおいて有効な戦略のはず。
なぜ上手くいっているのか?
1つとしては、地方で展開しているため敷地面積に対するコストが安いということ。
2つ目は、インターネットの普及が低いであろう地方ではオフラインの店頭が有効なのではないか?
これらが考えれる。

2015年5月7日木曜日

銘柄候補リスト

・ヤマダ電機9831
上向きに転じたら買い。

・ワッツ2735
百円ショップ。上昇トレンドでチャートの動きがいい。押し目買いを狙う。

上向いていきたので今が買い。

・ケネディクス4321
上昇トレンドにのりそう。

上向いたら買い

・黒谷3168
上昇トレンド、押し目買い狙い。

上向いたら買い。

買いのタイミングを逃したから、次の押し目買い狙い。

・レオン自動機6272
持ち合いからの急上昇で上昇トレンド。
今が買い。

再び上向いたら買い。

617までは伸びると見込んで買い。

・アプラスフィナンシャル8589
持ち合い状態。

持ち合いからの急上昇があったので今後、上昇トレンドが続くのではないかと考える。
単価も安いので買っておく。

上向いたら買い。

1度、落ちてから再び上昇するのではないかと考えられる。

再び上昇したら買い。

・みずほフィナンシャルグループ8411
急上昇してから1度落ちてまた高値付近まできているの上昇の可能性あり。
高値を更新した時点で買い。PBRも1を切っている。←他の同業他社もPBRは1を切っている。

上向いたら押し目買い。

下降トレンドに入ってきたのか?

・双日2768
株価が過熱してきてるのでカラ売りを狙って買い。

さらに上昇している。
業績が良好で、予想決算もさらに増収の見込みであるため買いが増えている。
押し目買いを狙う。

高値のところでもみ合いしている。様子見。

落ち着いてきたので、上向いたら押し目買い。

様子見。

・ヤフー4689
様子見。

上向いたら買い。

・VTホールディングス7593
上昇トレンドで、押し目になっている。

もう一度押し目買い狙い。

・野村ホールディングス8604
上昇トレンド。押し目買い。

・マネックスグループ8698
上昇トレンド。押し目買い狙い。
次に買うべき。

・大日本コンサルタント9797
上昇トレンドではあるが、転換点が近いのではないかと考えられる。
様子見。

急上昇している。押し目買い狙い。

上向いたら買い。

・ネクシィーズ4346
持ち合いから上放れしている。上昇トレンドに転じていると判断したら買い。

急上昇してから持ち合いしている、買い。

1度、落ちてきたから上向くのを待つ

上向いたから買い

・ジャパンディスプレイ6740
セリングクライマックスを経てから上昇トレンドに転じていると考えられる。
押し目買いを狙う。
また、事業内容のディスプレイにおいては大手であり。今後もiotなどにより、あらゆる場面で液晶画面は使われると考えられる。

75週が下支え線になっている。押し目買い狙い。

落ち目を待つ

・ファーストエスコ9514
三角持ち合いの状態で、放れ先をチェックしていく。

上放れし急上昇。上昇トレンドにのったから押し目買い狙い。

上昇トレンドにのったが、買いポイントがない。

今、落ち着いて来たから。上向いたら買い。

・YKT2693
ボリンジャーバンドが収束してから一気に上昇し2σまでいった。一旦下落したので、再び上昇したと見たら買い。

上向いたら買い。

・エディオン2730
PBRが5月13日現在で0.58で、急落しているからセリングクライマックスを狙う。

・フルキャスト4848
移動平均線が下降に向かっている。

・いちごグループホールディングス2337
25日移動平均が下支線になっている。株価が移動平均線を下割り、やや上がりが見えるので平均線まで戻ることを見込んで買い。

買うタイミングとしては早かったか

移動平均線まで戻ってきてから、どう動くかチェックする。

平均線を下割ったので、上昇に転じたら買い。

取って付きコップ型?

下降トレンドに転じた?

・レオパレス21(8848)
わからない。

・飯野海運9119
株価が急落しているため、PBRが1を切っている。売り切っているのでこれ以上下がることは考えにくい。だが、これは業績の低下によるのが原因なため、企業の行く先は不透明。
今後、事業が上がっていけるのかが重要。

・アルインコ5933
下降トレンド

・ディー・ディー・エス3782
下降トレンド

・メディアシーク4824
三角持ち合いになっている。放れ先をチェック。

・アンジェスMG4563
下降トレンドだが、三角持ち合い。放れ先をチェック。

・三菱ケミカルホールディングス4188

・アウンコンサルティング
移動平均を下に割り込んでいることから、1度上昇するのではないかと考え、買い。
移動平均線近くまできたら売り。

・タカショー7590
上昇トレンド、押し目買い待ち。

・サニーサイドアップ2180
ボリンジャーバンドの収束から急上昇し、上昇トレンドに転じたことから早めに買うべき。billsの運営も行っている面白い会社。

・アイケイ2722
持ち合いなので、様子見。

・モバイルクリエイト3669
三角持ち合いであるため、どちらに動くか様子をみる。

・モリト9837
上昇トレンド、押し目買い狙い。

・キングジム7962
上昇トレンド、押し目買い。

・東急不動産HD3289
上昇トレンド押し目買い。

上向いてるので買い。

もう一度上向いたら買い。










2015年5月5日火曜日

keywords

ドローン
→人件費の削減、作業のオート化、輸送のコスト削減、

ビットコイン
→国際間の現金輸送のコストカット、一国の政府機関に左右されない通貨ため通貨に対する信頼が揺らぐことはない。通貨の最終形態。

Iot
→広告があらゆる場面に浸透するため、広告モデルによりあらゆるサービス、物が無償で提供される。

シェアリングエコノミー
→物を所有することに意味がなくなる。


人口知能?

製造業の国内回帰
→新興国の人件費高騰と円安により国内回帰が見られる。それにより、ロボットメーカーや人材派遣企業が有望。
ex.フルキャスト、コマツ、ファナック、川崎重工、安川電機、CYBERDYNE、UTホールディングス

農業改革
→農業の規制緩和により、大手スーパーやコンビニなどが参入する動きがみられる。
ex.ワタミ、イオン、セブンアンドアイHD、ローソン、クボタ、カゴメ、井関農機


行動ファイナンスで読み解く投資の科学

ロングショット・フェイバリット・バイアス
人はめったに起こらないことについては「もっと起こる」と思い、頻繁に起こることについては「そんなに頻繁ではない」と修正してしまう現象。
例えば、競馬では。本命が勝つ確率が過小評価されて、大穴が勝つ確率が過大評価されてしまうのだ。
故に、株においても大きなリターンを見込んで投資するよりも、上昇している銘柄に投資していった方が確実にリターンを得られる。リターンは少ないがリスクの少ない、ミスのない投資を行うことが重要。
以上より、どちらが大きくリターンを得られるということではなく、投資において大穴な銘柄に期待し過ぎないこと。

情報カスケード(情報連鎖反応)
2件の似たようなレストランがあった場合、事前にその店に関する情報を持たないと人が多い方を選んでしまう現象。初めに選ばれるかどうかは五分五分の確率だが、最初に来店した人の判断で、後の結果で圧倒的な差を生んでしまうのだ。

この現象は、株式市場でも以下の様に見られる。
  1. 無名の小さな企業の株価が、ある日突然上昇を始める
  2. 新聞やWEB、ブルームバーグの投資情報を見ても何の情報もないのに上がっている
  3. 追随して多くの買いが入って何日か急上昇した後に急落する
これらは「正しい価値についての情報」がまったくない、あるいは少ないのに、「先に買った人が多くいる。彼らは情報を持っていたのではないか」という“情報”で買いに走っているということが考えられる。

バブルとは、あいまいな新情報の伝搬の問題と情報カスケードの問題があいまった時に生じるのだ。

サンクコスト効果
サンクコストとは、回収しようがない費用のこと。
これによって後の判断に影響することをサンクコスト効果という。
例えば、映画館に行ったが映画の内容がつまらなかった。しかし、既に代金は支払ってしまったため、そのまま無理して見続けた。これがサンクコスト効果の一例である。

人は概して、購入価格に対して高いときには売りやすく、低いときには売りにくいという論文結果がでている。値下がりしている株は、既に損しているのだが、売るまで損は確定していないという心理が働くのだ。この心理により、投資家は3.4%の損をしていると言われている。

また、このサンクコスト効果を利用した交渉法もある。
相手をあるプロジェクトに引き込みたいときに、交渉を引き延ばしたり、簡単な第一歩を踏み出させることで、相手が“そのコスト”のもとをとるためにプロジェクトを進行しやすくなるのだ。

保有効果
保有効果とは、他人よりも自分が持っている時のほうが大きな価値があるかのように感じる現象である。例えば、マグカップを配布すると、その持ち主の売値の平均値は買い手の平均値よりも倍になってしまうのだ。

自ら行動を選択しないということは、後悔を避ける上で有効な手段ではある。そういった後悔を避けたいという心理の表れが保有効果などである。

ただし、行動によって後悔するのは短期間でのことであって、人は「20年経てば、したことよりもしなかったことで後悔するようになる」のだ。
つまり、投資するということは、ある意味で後悔しにいっているということなのだから過去の投資について後悔する必要はない。


















2015年5月4日月曜日

米国の利上げ

米国が利上げすることによって考えられる影響は以下の通り。
・利上げをすることによって、米国企業の返済負担が重くなる。故に、業績悪化が見込まれ株価が下がる。また、米国企業は世界中で取引を行っているため、世界へと連鎖していく。
・米$への需要が高まり、円安ドル高が進む。

2015年5月1日金曜日

フロー整理

1ドル札を50セントで買うように、株を買う

価値を持っているがアブノーマルな価格で売られている株を買い、ノーマルな価格で売る。

株は元々、大航海時代に航海のリスクを分散させるために、出資者を募り、お金を集めた。そして、その航海によって香辛料などに獲得し利益を分け合うというものであった。
故に、一刻一刻の株価の値に左右されずに、自分が有望だと思う’船’に出資をすればいい。

これまでの学習を踏まえたまとめ

・直近で大きな値動きがあった銘柄を探す。
・辛抱強く待つことも大事。株値動きは遅い。
・シナリオ通りに、従順に取引をする。シナリオ通りなら利食い売り、シナリオが崩れたら損切りをする。
・短期間でのリターンを狙うのならチャートの流れに乗っかる方がいい。人が集まり始めて上昇する所を狙う。上昇トレンドの順張りに絞る。故に、チャートを見極められるようにする。


5,6月に相場が下落していくこと見込んで、それまでに予算内に買える良いチャートの企業をリストアップしておく。

zaiなどの雑誌を読んでニュースに対する考え方を学ぶ。考え方を盗む。
また、それらは全てブログにてアウトプットする。



上昇トレンドに乗り遅れた銘柄でも、確認すべきポイントはある。
・高値で維持している場合
これは、「急騰→高値維持」のパターン。一般的に2週間くらい高値をキープすれば強い動き。もみ合いしている地点で買い。上抜けした地点で買えば、さらに確率は高い。
かなり強い上昇サインなので様子を見て売る。

・急騰してから反落し、その後に急騰の高値付近まで戻ってきた場合
これは、「急騰→反落→高値更新」のパターン。
高値を上抜けした地点で買う。かなり強い上昇サインなので様子をみて売る。

・上昇してから調整局面に入り、反落し、そこからまた前回高値付近まで戻りもみ合いになった場合
「取って付きカップ型」のパターン
高値付近でもみ合いになったら買い。上抜けしてから買うと更に確率は高い。


上昇トレンドでなくても確認するべき点
・もみ合いから上放れした時
もみ合いを上抜けした時が買い。
このパターンによる上昇トレンドは、比較的に持続するので様子をみて売る。

・もみ合いから直近安値を更新し、そこから高値を更新した時
トレンドが崩れてから、切り返して高値を更新したら買い。
かなり強い上昇サインなので、様子をみて売る。









株で失敗する主な2つの要因

株で失敗する主な2つの要因

  1. 選んだ会社の株が悪かった

    • 業績を見ずに買う
    • 会社の予想が外れた(下方修正)
    • 自分の"読み"が間違っていた
  2. 買ったタイミングが悪かった

    • 株価チャートを見ずに買ってしまった
    • PERをチェックしていなかった
要は、良い株を良いタイミングで買って、売ることが株の本質。

*投資は、過去の分析や必勝パターンを勉強するだけでは不十分。投資に一番大切なことは、未来を予測する力だ。それは、1度過去に関して学んでみて気付くことなのだ。
→自分もまずは、過去のパターン分析から始めよう。「知ったらしまい。」

*情に流されないこと。
常に心にゆとりを持って、ゲーム感覚に楽しむ。


テクニカル指標を使いこなす

テクニカル指標を使いこなす

テクニカル指標とは、株価や出来高などのデータを統計的手法などで加工した指標やチャート
有効な指標は銘柄・状況によって変わってくるため、使い分けることが重要。

テクニカル指標


  • RSI

  • RSIは一定期間の値上がり幅と値下がり幅の合計に対して、値上がり幅の合計がどのくらいの割合なのかを表す指標。例えば、すべて上昇ならRSI100%である。
    この指標により株価の短期的な「上がり過ぎ」や「下がり過ぎ」を見ることができる。基本的には30以下なら買い、70%以上なら売り。また、株価と指標が逆行現象する「コンバージェンス」と「ダイバージェンス」がある。
    コンバージェンス:株価とRSI指標が収束する状態。株価が下落しているものの、RSIが上がっているため下落の勢いが衰えているとわかる。強気サイン。安値圏でのコンバージェンスは重要な買いサイン。
    ダイバージェンス:株価とRSI指標が離れて開いていく状態。これにより買いの勢いが落ちているとわかる。弱気サイン。高値圏でのダイバージェンスは重要な売りサイン。
  • ストキャスティク

  • 一定期間の高値と安値の幅の中で、株価がどの位置にいるのかを示した指標。
    単純計算によるストキャスティク%Kだと値動きが激しすぎるため、もう少しゆったり動くように加工されたスロー%K、%D、スロー%Dがよく使われる。この4つの指標の中から2つが組み合わさって表示される。
    基本的に、ストキャスティクが30%近くまで下がってきたら「買い」、70%近くまで上がってきたら「売り」とされる。
    また、値動きの早い線が遅い線を低い水準で上抜いたらゴールデンクロスといい、「買い」シグナル。高い水準で下抜いたらデッドクロスといい、「売り」シグナルとなる。
  • RCI

  • 株価と日付の相関関係を表す指標。日付が重なるごとに、株価がどう変化したかを表す指標。
    *相関関係とは、一方の数値が動くことによって、他方の数値に及ぼす影響を数値化したもの。
    計算期間の株価が一日も下がらないで上昇し続けると+100%になり、逆に計算期間の株価が一日も上がらないで下降し続けると-100%、株価が横ばいの動きだと0%である。
    9日と27日のRCIを組み合わせて見ることが多く、相場が上下している状況で有効に働きやすい指数。一方、直線的に上昇を続ける相場ではあまり機能しにくい。RCI(27日)が-80%以下の低水準なら「買い」、80%以上の高水準なら「売り」。また、同時にRCI(9日)が同時に高値圏、安値圏に入っている場合はさらに売買の信頼性が高まる。
  • 移動平均線乖離率

  • 株価が移動平均線から何%乖離しているのかを示す指標。基準となる移動平均線は25日が多い。移動平均線上を100%として、上に5%乖離した場合は105%、下に5%乖離した場合95%となる。
    上に乖離するほど株価は反落しやすく、下に乖離するほど反発しやすくなる。時価総額が数千億以上の株で比較的ゆっくりと値動きする場合、上下15%くらいの乖離率で反発しやすい。時価総額が数百億以下のなど小型株の場合は上下30%くらいが反転のメドとなる。ただ、銘柄によって反転する乖離率は大きく変わるため、過去で似た値動きをしている時の乖離率を参考にするといい。
  • MACD

  • 短期と長期での移動平均線の乖離率を基にした指標。トレンドを捉えながら、早い段階で売買の判断する目的で作られた。これに加えて、MACDの移動平均線であるシグナルと併用して判断される。
    *ただ、MACDに使われる平均線は通常の線ではない。 MACDが大きく下がってきたところで、シグナルを下から上抜いたら買い(ゴールデンクロス)。また、MACDの上昇が続いてからMACDがシグナルを下抜いたら売り(デッドクロス)と判断する。
  • ボリンジャーバンド

  • 移動平均線を中心にして、その上下に標準偏差の線をバンド状に描いたチャート。株価がその範囲で値動きする確率を示す。
    *標準偏差とは、偏差値を求める際に利用される考え方。
    強いトレンドが無いとき、-1σや-2σのポジションで買い。2σを超えたら売り。
    また、ボリンジャーバンドが収束した状態から株価が一気に2σ超えるような動きになると強い上昇トレンドが発生したと考えれる。
  • 一目均衡表

  • 転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンの5本の補助線で構成される。
    転換線:(過去9日間の高値+安値)/2
    基準線:(過去26日間の高値+安値)/2
    先行スパン1:(転換値+基準値)/2を26日先にずらしたもの
    先行スパン2:(過去52日間の高値+安値)/2を26日先にずらしたもの
    遅行スパン:本日の終値を26日前にずらしたもの

    先行スパン1と先行スパン2にはさまれている網目の部分を「」と呼ばれ、株価をはね返す重要な抵抗帯となる。また、雲が厚ければその株を売りたいと待ち構えている人が多く、薄くなればそうした人が少なくなっていると言える。雲の幅が狭くなるとトレンド転換が起きやすくなる傾向がある。

    以下、トレンド転換のサインとして考えられる。
    1. 転換線が基準線を上回る(ゴールデンクロス)
    2. 基準線が上向きに転じる
    3. 株価が雲を抜ける
    これらのサインにより上昇転換であることを確認し、基準線や雲をメドに押し目買いをする。
    または、基準線や雲が上昇トレンドの間は転換線と基準線によるゴールデンクロスが買いサインになる。
    一方、基準線と転換線のデッドクロスでは売り。

売り時を決めておく

売り時を決めておく

株を売るタイミングは主に「目標に達した時」か、「保有している理由が崩れた時」かの2つ。

目標の立て方


  • 過去の高値などの節目

  • 過去の重要な高値・安値・もみ合いなどに「節目」に注目する。
  • N字計算・E字計算

  • N字計算とは、前回の上昇時の値を直近の安値に加えて目標を計算する方法。
    E字計算とは、前回の上昇時の値幅を前回の高値に加えて計算する方法。
  • 倍率で目標を計算する

  • 成長が著しい株の場合、値幅で目標を設定するよりも倍率で設定した方が有効な場合がある。
    例えば、成長の勢いが強く、その株の先行きをかなり強気に見ている場合は、「次の上昇も、前回の上昇時と同じく3倍になるかもしれない。」というように、倍率でざっくり想定するのだ。
  • シナリオが崩れたら売る

    例えば、「株価が13週平均線に支えられて上昇している」という根拠に株を買った場合、株価がそれを割り込んだら「売り」とする。

売りサイン


  • 上昇トレンドの崩れで売り

  • 売りのタイミングの中で最も重要なサイン。
    移動平均線に沿って上昇していた株価が一気に割り込んで崩れた時や、直近の最安値よりも下げた場合が崩れと考えられる。
  • 株価の上昇が極端に過熱化したら売り

  • 株価と13周移動平均線が大きく離れた時が過熱している状態だといえる。過熱してきたら売るのが無難。
    または、PERと比較してタイミングを検討したり、5日移動平均線に割込んだら売るといったことができる。
    「山深ければ、谷深し」株価が派手に上がれば、下げ幅をキツい。
  • 高値圏での長いヒゲ+大陰線

  • 長いヒゲは1度高値をつけたものの、売りの増加で株価が急落したことを表す。大陰線も売りの急増で下がった動きであり、ともに売り圧力の強さを示すのだ。この2つの形が組合わさった場合、強い売りサインになることが多いのだ。また、過去の高値という節目に重なるとさらに強力なサインとなる。
  • 急騰→急落は強い売りサイン

  • この場合、急騰したことにより「よし、ここは売ろう」という人たちが多いことを示している。
    上昇トレンドが続いた後の高値圏でこうした形が出ると、天井である可能性が高い。
  • Wトップ

  • Wトップとは、同じくらいの水準で2回高値をつける天井パターン。
    2回の高値の間の安値の水準を「ネックライン」といい、そこを割り込んだらWトップ完成と判断し「売り」と考える。ただ、ネックラインを割り込んだ後にもう一度ネックラインまで株価が戻ることもあり、そこもまた売りのポイント。
    要は、投資家が上値の重さを感じて、下放れしていくパターンなのだ。
    *上値が重いとは、売りたい人が多く上昇しにくい状態。
  • 三尊天井

  • 3回高値をつけるうちの真ん中が一番高い形であり、2回目の高値の後につける安値の水準がネックラインとなり、それを割り込んだところで三尊天井が完成したと判断し売りサインとなる。
  • 高値もみ合い下放れ

  • Wトップ、三尊天井と同様に上値の重さを確認する天井サインである。
  • 急落→反発→安値更新

  • 急落から反発し何とか株価を押し返したものの、それでも安値を更新したことから強力な売りサインであると考えられる。
  • 他にもっといい株があれば売り

    常にお気に入り銘柄のストックを多めに持っておき、タイミングが良ければ、保有銘柄と随時入れ替えていく。常にベストな状態でポートフォリオを組む。

「天井三日。底百日。」

株価は天井にいる期間は短いが、底にいる期間は長い。

「見切り千両。」

下がり始めた株は、直ぐに見切って売る。

チャートを見極める

チャートを見極める

チャートは「意味」と「トレンド」を考える。

意味:

なぜ株価が下がったのか、上がったのか、その理由を常に考える。
分析と理由づけをして、同じ失敗をしないこと。日々のニュースの脈略を考える。

トレンド:

チャートには3つのトレンドがある。もみ合い上昇トレンド下降トレンド
上昇トレンドで取引をし、下降トレンドでは取引をしないことが無難。

上昇トレンドで買って、下降トレンドで売るのが順バリ
下降トレンドで買って、上昇トレンドで売るのが逆バリ
*初心者は、順バリでいく。
「落ちて来る剣はつかむな。地面に刺さってから抜け」「頭と尻尾はくれてやれ」

*総じて、チャートはもみ合いから上昇トレンド、下降トレンドへと変化していきやすい。
→上昇トレンド開始の時が買いのタイミング

「大きな値動き」「出来高の急増」など強い動きは、トレンドの開始・終了のサイン

移動平均線


移動平均線によるトレンド判断

基本的に、移動平均線が2本とも上を向いていれば上昇トレンド2本とも下を向いていれば下降トレンドと判断できる。
また、期間の短い方の移動平均線だけが下を向いた場合は、トレンドが崩れてきている、と考えられる。
それに続いて2本目も下を向いたら、トレンドは完全に崩れた、と言える。

ゴールデンクロス:短期の移動平均線が、長期の移動平均線を下から上に突き抜けた状態
デッドクロス:短期線が長期線の下に突き抜けた状態
ゴールデンクロスは上昇トレンドに、デッドクロスは下降トレンドに起こる現象。

移動平均線によるトレンド変換の前兆

トレンドが変化する前兆として、株価(ローソク線)が移動平均線に割り込んできたり、上回ったりした時を気をつける。
ただ、「だまし」と言われるものには気をつける。

*配当を受け取るには、権利日の4営業日前に買っておかなければならない。
→配当日が終わると、株価は下がるのではないのか?

グランビルの法則

移動分析により株価を予想する法則

グランビルの法則による買いのシグナル


  • 移動平均線が上向きで、株価が移動平均線を上抜いた時
  • 上昇トレンドの途中で、移動平均線まで株価が下がった時
  • 上昇トレンドの中、株価が移動平均線とクロスしないまま反騰した時
  • 移動平均線が下向きで、株価が移動平均線を大きく下回った場合

グランビルの法則による売りののシグナル


  • 移動平均が下向きで、株価がそれを下回り始めた時
  • 下降トレンドで、株価が移動平均線まで戻ってきた時
  • 下降トレンドで、株価が移動平均線を上回らなかった時
  • 株価が移動平均線を大きく上回って乖離した時→過熱して急落する可能性が高いから


節目


トレンドとともに重要なのが、「節目」
「節目」によって株価が上昇したり、下落したりと、その後の売買判断の分かれ目になるポイントである。

「節目」になりがちなポイント

  • 過去の高値や安値
  • 過去にもみ合った価格帯
  • 13週移動平均線や26週移動平均線などの主な移動平均線
  • トレンドライン

チャートパターン


チャートにはいくつかのパターンがある。それらを元にシナリオを立てる。そのシナリオが崩れた時は、「損切り売り」をする。シナリオ通りに目標が達成されたら「利食い売り」をする。
  • もみ合い放れ

    それまでのもみ合いから抜けた、出来高の増加による上放れは強い上昇エネルギーを持っていると考えられる。これは、それまで投資家に相手にされていなかったのが、たくさんの人に注目されだしたのが原因で起こるパターン。このパターンがもっとも失敗確立が低く、失敗しても初めのもみ合いゾーンで下げ止まることが多い。
    また、もみ合いが長く、出来高増加を伴って上抜けるほど、その後の上昇トレンドは強い傾向にある。
    買い時:
    もみ合いゾーンの上抜けを確認してから注文をだす。
    売り時:
    このパターンによる発生した上昇トレンドは比較的に持続性が高い傾向なため、何らかの売りサインが出るまでは基本的に保有する。

  • 上昇トレンドの押し目

    上昇トレンドの株では、良い銘柄であっても少し高いので下がったら買おうと考えている投資家が多い。そのため、株価が下がると買いを入れるため、株価が反発して上がっていく。
    押し目買いでは、何をメドにするかが重要。基本的には、移動平均線トレンドライン過去の高値・安値・もみ合いなどの節目をメドにする。
    メドは局面によって異なるため、有効なメドをその都度探ることが大切。メドが変更する場合もある。
    買い時:
    チャートを見て、下値指示線として機能していると思う移動平均線の水準に指値で買い注文を出しておく。
    上昇して最初の押し目では、5日や25日移動平均線が有効な場合が多い。
    売り時:
    移動平均線を上に大きく乖離した時、またはハッキリと割り込んだ時に売る。
    割り込むときは、5%以上または何日も回復しないようなケースの場合に売る。

  • 急騰→反落→高値更新

    株価が大きく下落した後や、もみ合いが続いた後に急騰し、その後反落して、そこから急騰時の高値を超えるパターンは上昇トレンド開始のサインとなる可能性が高い。
    買い時:
    急騰した後の値動きを観察して、反落した後に改めて急騰時の高値を上抜けたら買う。
    売り時:
    かなり強い上昇トレンド発生のサインといえるため、売りサインが出るまで利益を延ばし続ける。

  • 急騰→高値維持

    先ほどの「急騰→反落→高値更新」とは違い、反落せずに高値をキープするパターン。もみ合い上放れとは、急騰する点で異なる。
    本来なら急騰し上昇が止まると比較的に大きな売りがでて、ある程度反落するのだが、それでも高値でキープするということは、そうした売りを吸収するだけの強い需要があるということが考えられる。
    買い時:
    急騰後に、高値でもみ合う動きをしたら買い。一般的に2週間くらい高値をキープしたら強い動き。
    または、高値もみ合いを上抜けた地点で買えば、さらに確立は高い。
    売り時:
    かなり上昇エネルギーが強いパターンであるため、売りサインが出るまで保有。

  • 取っ手付きカップ型

    ティーカップのような形であるためこのように呼ばれる。
  • 大きく上昇した後に、調整局面に入り、その安値から再び前回高値まで回復して、その高値をキープしてもみ合いの動きになるパターン。これは成長株の上昇トレンドの途中でよく出てくる。このパターンは比較的に短期間で利益を狙える戦略。
    買いポイントはティーカップの取っ手に当たる部分。
    買い時:
    上昇トレンドから、いったん調整期間に入り、大きく反落した後に、前回高値付近まで戻し、その高値付近でもみ合いになったら買い。
    高値もみ合いを上抜けした地点で買うと、さらに確率は高い。
    売り時:
    前回高値をつけるまでの上昇幅か上昇率が目標。
  • だまし下げ→高値更新

    直近安値を更新してから、反転して高値を更新するパターン。
    一時的に下落してチャートのトレンドが崩れかけたにもかかわらず強い"買い"が入ってくるという動きなので、かえって強い需給が確認できる。トリッキーではあるが、意外に多くみられるパターン。
    買い時:
    株価が直近の安値を割り込み「トレンドが崩れた」と思わせておいて、力強く切り返して逆に直近の高値を更新したら買い。
    売り時:
    かなり強い上昇トレンドのサインである可能性が高いため、売りサインが出るまで保有。

  • 三角持ち合いから上放れ

    「三角もち合い」とは、値動きの振れ幅がだんだん小さく収斂していくパターン。(上値抵抗線と下値抵抗線がきれいに引けて三角になることから)値動きが収斂して上放れしたら買い。
    三角もち合いの動きが収斂した後に動きだした方向に、トレンドが発生することが多い。
    買い時:
    値動きの幅が徐々に小さくなっていき、上放れる動きになったらその地点で買い。
    売り時:
    三角持ち合いの一番大きな振り幅の幅が、上放れした地点からの利幅の目標。

  • Wボトム

    下落局面の株価が底を打ち上昇に転ずると、それまで売りに出せなかった投資家が「やれやれ売り」をし、再び株価が下がり二度底となる。二度底になった場合、最後の売りを消化しきった状態なので一方的な上昇に転ずる場合が多い。
    「二度底は黙って買え。」
    買い時:
    同じ位の安値をつけた後、そのネックライン(2回の安値の間の山)を上回った時点で買う。または、上抜けしてからネックラインと同じ位の押し目を付けた時。
    売り時:
    Wボトムの安値とネックラインとの値幅分、上昇したら売る。もしくは、目標値にこだわらず移動平均線を株価が下回るまでの間や売りサインが出るまで保有し続ける。損切りの目安は、ネックラインや移動平均線を株価がハッキリと割り込んだ時。

  • 逆三尊ボトム

    3回安値をつけて、そのうち真ん中(2回目)の安値が一番安値になるパターン。
    2回目の"戻り高値"の水準をネックラインといい、3回目の安値をつけた後にネックラインを超えたら逆三尊が完成して買い。ネックラインを超えた株価は再びネックライン付近まで下げる(押し目をつける)ことが多く、その押し目を待って買う戦略も考えられる。
    Wボトムの方がパターンとしては多いが、逆三尊ボトムの方が3回安値を出している分、底打ちパターンとしては強い。
    買い時:
    3回目の安値が2回目の安値を下回らず、その後ネックラインを突破したら買い。
    ネックライン突破後に、再度ネックラインまで下落したら押し目買い。
    売り時:
    逆三尊の値幅(一番の安値と戻り高値の差)をネックラインの価格に加えた値が高値目標だが、何らかの売りサインが出るまで利益を延ばす戦略でもいい。ただ、ネックラインを大きく割り込んだら損切り。

  • セリングクライマックス

    売りたい人が売り尽くした状態「セリングクライマックス」では、その後株価が反発して上がりやすくなる。
    ただ、悪材料があまりにも深刻な場合はセリングクライマックスが起きても下げが続く場合がある。あくまでも一時的な悪材料で下落していて、将来的にはその企業が復活する可能性が高いと考えられる場合にのみ、このパターンを使う。
    買い時:
    下降トレンドが続いた末に、出来高が通常の5倍以上(理想は10倍以上)になってから底値の5%以内までに買う。
    売り時:
    短期のリバウンド狙いの場合は25日移動平均線まで株価が戻ってきた時が売り。長期的な業績の良さが見込める場合は長期投資として保有する。
*高値更新、強い上昇、上向きの移動平均線は「買い」のサイン
*狙う上昇幅の5分の1の範囲ならそのまま「買い」。上昇の動きについていけない時は、5日や25日の移動平均線まで落ちるのを待つ。
*高値キープや急騰時の高値を突破する動きなら押し目を待たずに「買い」に切り替える。
*下落エネルギー出尽くしや下げ止まりの動きも買いサイン

「休むも相場」

下げ相場のときは、株を買わずに現金を持っている、キャッシュポジションを行う。

*通常、利食いは20%、損切りは10%。初心者なら、利食い10%で損切り5%を目安に売買すると心得とく。

「上り百日。下り十日。」

株式相場というのは、上る時は緩やかだが、下がるのは急である。

「買いは遅かれ。売りは早かれ。」


適切な株価であるか確認する

適切な株価であるか確認する

PER


PER=現在の株価/EPS
つまり、時価総額(発行済株式数×現在の株価)を収益(純利益)で割った値
*EPSとは、1株当たりの利益。EPS=利益/発行済株式数
PERとは、収益(純利益)が時価総額に対して企業がどれだけ得られているかを示す値。
PERは、15を切っていればお買い得。

PERを使えば株価の予想ができる。
予測株価= 予想利益(純利益)×15(標準PER)/発行株枚数
*理論株価
クオンツと呼ばれる人たちが編み出したその会社の妥当な株価を示すための計算式。
適切な株価=BPS(1株純資産)+EPS(1株利益)*8年分
→これらの予測株価によって、いくらで売るか判断する。

また、企業の成長率に見合ったPERで購入する。以下の表を参考に。

利益成長率と妥当PERの早見表

*成長率が30%~100%の場合、成長率=PERとなる。

利益成長率妥当PER
利益半減7.5倍
0%15倍
10%20倍
20%25倍
30%30倍
100%100倍
150%100倍

*株を買うならPER30倍までと考えとく。PERがあまりにも高いと、株価が乱降下しやすくリスクが高い。
*株式市場の平均PERは、だいたい10倍から20倍で推移しており、標準が15倍。

PERを元に考えられる投資は2パターンある。
割安株投資:収益力があるがPERが低い企業への投資。または、バリュー投資という。
→例えば、業績は堅調に伸びているがPERが15倍以下であるならば買い時。ただ、株価が上がってくるのに時間がかかる場合がおおい。
成長株投資:PERが高いが今後も成長が見込める企業への投資。グロース投資。
→上記の表のように、PERが20倍と割高な場合でも成長率が20%などであれば買い時である。

成長率の見積もり方

  1. 成長率は営業利益や経常利益で考える
  2. 純利益や1株益だと一時的な要因が混じるため
  3. "今後"の成長率を考える
  4. 慎重に見積もる
  5. 成長率は低めに見積もり、過去の傾向を参考にする。

*業績が悪くてもPERが高い場合がある。その場合は、その企業は資産を元々持っておりいずれ業績も回復するだろうと投資家に思われているのである。
*成長率がとても高いがPERが割安な場合でも、その業績がこの先2,3年も維持されるのかを考える。例えば、成長率100%の企業がその成長率を維持できるのか。
*PERが異常値の場合には気をつける。 純利益が経常利益を上回る場合がある。それは、大きな特別損益があるか、法人税が免除されているのだ。
→経常利益と純利益の比率が1対0.6から大きく離れている場合は、経常利益に0.6をかけて本来の純利益をもとめることができる。

PBR


ROEは、自己資本に対する収益の割合を示す、企業の収益性を示す値。
BPSは、一株当たりに対する純資産の値(純資産/発行株式数)
PBRとは、現在の株価をBPSで割った値。つまり、実質価値に対しての現状の評価を示す。
これらの値は、株を購入する際にその株がお買い得かどうかの参考になる。

PBRの見方

まともな会社であるならば、本来もともとある純資産に加えてノウハウやブランド力、技術といった帳簿には表れない価値があるため、PBRは1以上の状態であるべきなのだ。
故に、PBRが1以下でならお買い得なのだ。

ただ気をつける点は、
  1. 赤字垂れ流しのダメ会社でないこと
  2. 優良企業であるが何かしらの理由で一時的に株価が大きく下がっていること

また、PBR1倍は底値のメドになる。 PBR1倍近くまで下がると、多くの投資家が底値であると考えて株を買うのである。


*PER,PBRは絶対評価ではなく、同業他社などと相対的に比較する。

会社の業績を判断する

会社の業績を判断する

売り上げや利益が順調に伸びていることが重要 「会社四季報」「日経会社情報」から会社の業績と資産を調べる。

決算報告を確認する際は、決算短信は1ページ目だけを読めばいい。1ページ目に必要な情報がまとめられている。ページの一番下には今後の決算予想が書かれているので、そこも確認する。
*また、営業キャッシュフローがマイナス続きの場合は×

*自己資本比率の低い、負債の多い会社には気をつける。一般的に50%以上ならば安全性が高いといえる。ただ、金融や不動産など特殊な業界では10%前後でも普通。

今後も利益が伸びるかを判断するポイント

  1. 商品・サービス自体が魅力的か
  2. これからもスケール拡大が見込めるか
  3. 競争が過熱していないか?レッドオーシャンではないか。
  4. 会社の規模に見合ったインパクトを出せているのか
*社長インタビューも参考にする。

投資する企業に目星をつける

投資する企業に目星をつける

できるだけ身近な物に目を向ける。身近で実感のわくものに投資をする。
まずは、日常生活で良いと思える物を集める。
→売り上げ高、経常利益、純利益が予想も含めて伸びているかが重要。
*自分がよく理解できていない企業には投資しない。自分が好きな分野、得意な分野で勝負する。

*株はみんなの思惑を読む、一種の人気投票みたいなもの。人の気持ちが読めれば、株で儲けられる。

「人の行く裏に道あり花の山」

人気の株では、既に株価は天井圏であり儲けも少ない。他人とは違うところに目をつけていかなければならない。

2015年4月13日月曜日

1ドル札を50セントで買うように、株を買う

価値を持っているがアブノーマルな価格で売られている株を買い、ノーマルな価格で売る。

株は元々、大航海時代に航海のリスクを分散させるために、出資者を募り、お金を集めた。そして、その航海によって香辛料などに獲得し利益を分け合うというものであった。
故に、一刻一刻の株価の値に左右されずに、自分が有望だと思う’船’に出資をすればいい。

投資する企業に目星をつける

できるだけ身近な物に目を向ける。身近で実感のわくものに投資をする。
まずは、日常生活で良いと思える物を集める。
→売り上げ高、経常利益、純利益が予想も含めて伸びているかが重要。
*自分がよく理解できていない企業には投資しない。自分が好きな分野、得意な分野で勝負する。

*株はみんなの思惑を読む、一種の人気投票みたいなもの。人の気持ちが読めれば、株で儲けられる。

「人の行く裏に道あり花の山」

人気の株では、既に株価は天井圏であり儲けも少ない。他人とは違うところに目をつけていかなければならない。

会社の業績を判断する

売り上げや利益が順調に伸びていることが重要 「会社四季報」「日経会社情報」から会社の業績と資産を調べる。

決算報告を確認する際は、決算短信は1ページ目だけを読めばいい。1ページ目に必要な情報がまとめられている。ページの一番下には今後の決算予想が書かれているので、そこも確認する。
*また、営業キャッシュフローがマイナス続きの場合は×

*自己資本比率の低い、負債の多い会社には気をつける。一般的に50%以上ならば安全性が高いといえる。ただ、金融や不動産など特殊な業界では10%前後でも普通。

今後も利益が伸びるかを判断するポイント

  1. 商品・サービス自体が魅力的か
  2. これからもスケール拡大が見込めるか
  3. 競争が過熱していないか?レッドオーシャンではないか。
  4. 会社の規模に見合ったインパクトを出せているのか
*社長インタビューも参考にする。

適切な株価であるか確認する

PER


PER=現在の株価/EPS
つまり、時価総額(発行済株式数×現在の株価)を収益(純利益)で割った値
*EPSとは、1株当たりの利益。EPS=利益/発行済株式数
PERとは、収益(純利益)が時価総額に対して企業がどれだけ得られているかを示す値。
PERは、15を切っていればお買い得。

PERを使えば株価の予想ができる。
予測株価= 予想利益(純利益)×15(標準PER)/発行株枚数
*理論株価
クオンツと呼ばれる人たちが編み出したその会社の妥当な株価を示すための計算式。
適切な株価=BPS(1株純資産)+EPS(1株利益)*8年分
→これらの予測株価によって、いくらで売るか判断する。

また、企業の成長率に見合ったPERで購入する。以下の表を参考に。

利益成長率と妥当PERの早見表

*成長率が30%~100%の場合、成長率=PERとなる。

利益成長率妥当PER
利益半減7.5倍
0%15倍
10%20倍
20%25倍
30%30倍
100%100倍
150%100倍

*株を買うならPER30倍までと考えとく。PERがあまりにも高いと、株価が乱降下しやすくリスクが高い。
*株式市場の平均PERは、だいたい10倍から20倍で推移しており、標準が15倍。

PERを元に考えられる投資は2パターンある。
割安株投資:収益力があるがPERが低い企業への投資。または、バリュー投資という。
→例えば、業績は堅調に伸びているがPERが15倍以下であるならば買い時。ただ、株価が上がってくるのに時間がかかる場合がおおい。
成長株投資:PERが高いが今後も成長が見込める企業への投資。グロース投資。
→上記の表のように、PERが20倍と割高な場合でも成長率が20%などであれば買い時である。

成長率の見積もり方

  1. 成長率は営業利益や経常利益で考える
  2. 純利益や1株益だと一時的な要因が混じるため
  3. "今後"の成長率を考える
  4. 慎重に見積もる
  5. 成長率は低めに見積もり、過去の傾向を参考にする。

*業績が悪くてもPERが高い場合がある。その場合は、その企業は資産を元々持っておりいずれ業績も回復するだろうと投資家に思われているのである。
*成長率がとても高いがPERが割安な場合でも、その業績がこの先2,3年も維持されるのかを考える。例えば、成長率100%の企業がその成長率を維持できるのか。
*PERが異常値の場合には気をつける。 純利益が経常利益を上回る場合がある。それは、大きな特別損益があるか、法人税が免除されているのだ。
→経常利益と純利益の比率が1対0.6から大きく離れている場合は、経常利益に0.6をかけて本来の純利益をもとめることができる。

PBR


ROEは、自己資本に対する収益の割合を示す、企業の収益性を示す値。
BPSは、一株当たりに対する純資産の値(純資産/発行株式数)
PBRとは、現在の株価をBPSで割った値。つまり、実質価値に対しての現状の評価を示す。
これらの値は、株を購入する際にその株がお買い得かどうかの参考になる。

PBRの見方

まともな会社であるならば、本来もともとある純資産に加えてノウハウやブランド力、技術といった帳簿には表れない価値があるため、PBRは1以上の状態であるべきなのだ。
故に、PBRが1以下でならお買い得なのだ。

ただ気をつける点は、
  1. 赤字垂れ流しのダメ会社でないこと
  2. 優良企業であるが何かしらの理由で一時的に株価が大きく下がっていること

また、PBR1倍は底値のメドになる。 PBR1倍近くまで下がると、多くの投資家が底値であると考えて株を買うのである。

チャートを見極める

チャートは「意味」と「トレンド」を考える。

意味:

なぜ株価が下がったのか、上がったのか、その理由を常に考える。
分析と理由づけをして、同じ失敗をしないこと。日々のニュースの脈略を考える。

トレンド:

チャートには3つのトレンドがある。もみ合い上昇トレンド下降トレンド
上昇トレンドで取引をし、下降トレンドでは取引をしないことが無難。

上昇トレンドで買って、下降トレンドで売るのが順バリ
下降トレンドで買って、上昇トレンドで売るのが逆バリ
*初心者は、順バリでいく。
「落ちて来る剣はつかむな。地面に刺さってから抜け」「頭と尻尾はくれてやれ」

*総じて、チャートはもみ合いから上昇トレンド、下降トレンドへと変化していきやすい。
→上昇トレンド開始の時が買いのタイミング

「大きな値動き」「出来高の急増」など強い動きは、トレンドの開始・終了のサイン

移動平均線


移動平均線によるトレンド判断

基本的に、移動平均線が2本とも上を向いていれば上昇トレンド2本とも下を向いていれば下降トレンドと判断できる。
また、期間の短い方の移動平均線だけが下を向いた場合は、トレンドが崩れてきている、と考えられる。
それに続いて2本目も下を向いたら、トレンドは完全に崩れた、と言える。

ゴールデンクロス:短期の移動平均線が、長期の移動平均線を下から上に突き抜けた状態
デッドクロス:短期線が長期線の下に突き抜けた状態
ゴールデンクロスは上昇トレンドに、デッドクロスは下降トレンドに起こる現象。

移動平均線によるトレンド変換の前兆

トレンドが変化する前兆として、株価(ローソク線)が移動平均線に割り込んできたり、上回ったりした時を気をつける。
ただ、「だまし」と言われるものには気をつける。

*配当を受け取るには、権利日の4営業日前に買っておかなければならない。
→配当日が終わると、株価は下がるのではないのか?

グランビルの法則

移動分析により株価を予想する法則

グランビルの法則による買いのシグナル


  • 移動平均線が上向きで、株価が移動平均線を上抜いた時
  • 上昇トレンドの途中で、移動平均線まで株価が下がった時
  • 上昇トレンドの中、株価が移動平均線とクロスしないまま反騰した時
  • 移動平均線が下向きで、株価が移動平均線を大きく下回った場合

グランビルの法則による売りののシグナル


  • 移動平均が下向きで、株価がそれを下回り始めた時
  • 下降トレンドで、株価が移動平均線まで戻ってきた時
  • 下降トレンドで、株価が移動平均線を上回らなかった時
  • 株価が移動平均線を大きく上回って乖離した時→過熱して急落する可能性が高いから


節目


トレンドとともに重要なのが、「節目」
「節目」によって株価が上昇したり、下落したりと、その後の売買判断の分かれ目になるポイントである。

「節目」になりがちなポイント

  • 過去の高値や安値
  • 過去にもみ合った価格帯
  • 13週移動平均線や26週移動平均線などの主な移動平均線
  • トレンドライン

チャートパターン


チャートにはいくつかのパターンがある。それらを元にシナリオを立てる。そのシナリオが崩れた時は、「損切り売り」をする。シナリオ通りに目標が達成されたら「利食い売り」をする。
  • もみ合い放れ

    それまでのもみ合いから抜けた、出来高の増加による上放れは強い上昇エネルギーを持っていると考えられる。これは、それまで投資家に相手にされていなかったのが、たくさんの人に注目されだしたのが原因で起こるパターン。このパターンがもっとも失敗確立が低く、失敗しても初めのもみ合いゾーンで下げ止まることが多い。
    また、もみ合いが長く、出来高増加を伴って上抜けるほど、その後の上昇トレンドは強い傾向にある。
    買い時:
    もみ合いゾーンの上抜けを確認してから注文をだす。
    売り時:
    このパターンによる発生した上昇トレンドは比較的に持続性が高い傾向なため、何らかの売りサインが出るまでは基本的に保有する。

  • 上昇トレンドの押し目

    上昇トレンドの株では、良い銘柄であっても少し高いので下がったら買おうと考えている投資家が多い。そのため、株価が下がると買いを入れるため、株価が反発して上がっていく。
    押し目買いでは、何をメドにするかが重要。基本的には、移動平均線トレンドライン過去の高値・安値・もみ合いなどの節目をメドにする。
    メドは局面によって異なるため、有効なメドをその都度探ることが大切。メドが変更する場合もある。
    買い時:
    チャートを見て、下値指示線として機能していると思う移動平均線の水準に指値で買い注文を出しておく。
    上昇して最初の押し目では、5日や25日移動平均線が有効な場合が多い。
    売り時:
    移動平均線を上に大きく乖離した時、またはハッキリと割り込んだ時に売る。
    割り込むときは、5%以上または何日も回復しないようなケースの場合に売る。

  • 急騰→反落→高値更新

    株価が大きく下落した後や、もみ合いが続いた後に急騰し、その後反落して、そこから急騰時の高値を超えるパターンは上昇トレンド開始のサインとなる可能性が高い。
    買い時:
    急騰した後の値動きを観察して、反落した後に改めて急騰時の高値を上抜けたら買う。
    売り時:
    かなり強い上昇トレンド発生のサインといえるため、売りサインが出るまで利益を延ばし続ける。

  • 急騰→高値維持

    先ほどの「急騰→反落→高値更新」とは違い、反落せずに高値をキープするパターン。
    急騰し上昇が止まると比較的に大きな売りがでて、ある程度反落するのだが、
    それでも高値でキープするということは、そうした売りを吸収するだけの強い需要があるということが考えられる。
    買い時:
    急騰後、高値でもみ合う動きをしたら買い。一般的に2週間くらい高値をキープしたら強い動き。
    また、高値もみ合いを上抜けた地点で買えば、さらに確立は高い。
    売り時:
    かなり上昇エネルギーが強いパターンであるため、売りサインが出るまで保有。

  • 取っ手付きカップ型

    ティーカップのような形であるため取っ手付きカップ型と呼ばれている。
    大きく上昇した後に、調整局面に入り、その安値から再び前回高値まで回復して、その高値をキープしてもみ合いの動きになるパターン。これは成長株の上昇トレンドの途中でよく出てくる。このパターンは比較的に短期間で利益を狙える戦略。
    買いポイントはティーカップの取っ手に当たる部分。
    買い時:
    上昇トレンドから、いったん調整期間に入り、大きく反落した後に、前回高値付近まで戻し、その高値付近でもみ合いになったら買い。
    高値もみ合いを上抜けした地点で買うと、さらに確率は高い。
    売り時:
    前回高値をつけるまでの上昇幅か上昇率が目標。

  • だまし下げ→高値更新

    直近安値を更新してから、反転して高値を更新するパターン。
    一時的に下落してチャートのトレンドが崩れかけたにもかかわらず強い"買い"が入ってくるという動きなので、かえって強い需給が確認できる。トリッキーではあるが、意外に多くみられるパターン。
    買い時:
    株価が直近の安値を割り込み「トレンドが崩れた」と思わせておいて、力強く切り返して逆に直近の高値を更新したら買い。
    売り時:
    かなり強い上昇トレンドのサインである可能性が高いため、売りサインが出るまで保有。

  • 三角持ち合いから上放れ

    「三角もち合い」とは、値動きの振れ幅がだんだん小さく収斂していくパターン。(上値抵抗線と下値抵抗線がきれいに引けて三角になることから)値動きが収斂して上放れしたら買い。
    三角もち合いの動きが収斂した後に動きだした方向に、トレンドが発生することが多い。
    買い時:
    値動きの幅が徐々に小さくなっていき、上放れる動きになったらその地点で買い。
    売り時:
    三角持ち合いの一番大きな振り幅の幅が、上放れした地点からの利幅の目標。

  • Wボトム

    下落局面の株価が底を打ち上昇に転ずると、それまで売りに出せなかった投資家が「やれやれ売り」をし、再び株価が下がり二度底となる。二度底になった場合、最後の売りを消化しきった状態なので一方的な上昇に転ずる場合が多い。
    「二度底は黙って買え。」
    買い時:
    同じ位の安値をつけた後、そのネックライン(2回の安値の間の山)を上回った時点で買う。または、上抜けしてからネックラインと同じ位の押し目を付けた時。
    売り時:
    Wボトムの安値とネックラインとの値幅分、上昇したら売る。もしくは、目標値にこだわらず移動平均線を株価が下回るまでの間や売りサインが出るまで保有し続ける。損切りの目安は、ネックラインや移動平均線を株価がハッキリと割り込んだ時。

  • 逆三尊ボトム

    3回安値をつけて、そのうち真ん中(2回目)の安値が一番安値になるパターン。
    2回目の"戻り高値"の水準をネックラインといい、3回目の安値をつけた後にネックラインを超えたら逆三尊が完成して買い。ネックラインを超えた株価は再びネックライン付近まで下げる(押し目をつける)ことが多く、その押し目を待って買う戦略も考えられる。
    Wボトムの方がパターンとしては多いが、逆三尊ボトムの方が3回安値を出している分、底打ちパターンとしては強い。
    買い時:
    3回目の安値が2回目の安値を下回らず、その後ネックラインを突破したら買い。
    ネックライン突破後に、再度ネックラインまで下落したら押し目買い。
    売り時:
    逆三尊の値幅(一番の安値と戻り高値の差)をネックラインの価格に加えた値が高値目標だが、何らかの売りサインが出るまで利益を延ばす戦略でもいい。ただ、ネックラインを大きく割り込んだら損切り。

  • セリングクライマックス

    売りたい人が売り尽くした状態「セリングクライマックス」では、その後株価が反発して上がりやすくなる。
    ただ、悪材料があまりにも深刻な場合はセリングクライマックスが起きても下げが続く場合がある。あくまでも一時的な悪材料で下落していて、将来的にはその企業が復活する可能性が高いと考えられる場合にのみ、このパターンを使う。
    買い時:
    下降トレンドが続いた末に、出来高が通常の5倍以上(理想は10倍以上)になってから底値の5%以内までに買う。
    売り時:
    短期のリバウンド狙いの場合は25日移動平均線まで株価が戻ってきた時が売り。長期的な業績の良さが見込める場合は長期投資として保有する。
*高値更新、強い上昇、上向きの移動平均線は「買い」のサイン
*狙う上昇幅の5分の1の範囲ならそのまま「買い」。上昇の動きについていけない時は、5日や25日の移動平均線まで落ちるのを待つ。
*高値キープや急騰時の高値を突破する動きなら押し目を待たずに「買い」に切り替える。
*下落エネルギー出尽くしや下げ止まりの動きも買いサイン

「休むも相場」

下げ相場のときは、株を買わずに現金を持っている、キャッシュポジションを行う。

*通常、利食いは20%、損切りは10%。初心者なら、利食い10%で損切り5%を目安に売買すると心得とく。

「上り百日。下り十日。」

株式相場というのは、上る時は緩やかだが、下がるのは急である。

「買いは遅かれ。売りは早かれ。」


売り時を決めておく

株を売るタイミングは主に「目標に達した時」か、「保有している理由が崩れた時」かの2つ。

目標の立て方


  • 過去の高値などの節目

  • 過去の重要な高値・安値・もみ合いなどに「節目」に注目する。
  • N字計算・E字計算

  • N字計算とは、前回の上昇時の値を直近の安値に加えて目標を計算する方法。
    E字計算とは、前回の上昇時の値幅を前回の高値に加えて計算する方法。
  • 倍率で目標を計算する

  • 成長が著しい株の場合、値幅で目標を設定するよりも倍率で設定した方が有効な場合がある。
    例えば、成長の勢いが強く、その株の先行きをかなり強気に見ている場合は、「次の上昇も、前回の上昇時と同じく3倍になるかもしれない。」というように、倍率でざっくり想定するのだ。
  • シナリオが崩れたら売る

    例えば、「株価が13週平均線に支えられて上昇している」という根拠に株を買った場合、株価がそれを割り込んだら「売り」とする。

売りサイン


  • 上昇トレンドの崩れで売り

  • 売りのタイミングの中で最も重要なサイン。
    移動平均線に沿って上昇していた株価が一気に割り込んで崩れた時や、直近の最安値よりも下げた場合が崩れと考えられる。
  • 株価の上昇が極端に過熱化したら売り

  • 株価と13周移動平均線が大きく離れた時が過熱している状態だといえる。過熱してきたら売るのが無難。
    または、PERと比較してタイミングを検討したり、5日移動平均線に割込んだら売るといったことができる。
    「山深ければ、谷深し」株価が派手に上がれば、下げ幅をキツい。
  • 高値圏での長いヒゲ+大陰線

  • 長いヒゲは1度高値をつけたものの、売りの増加で株価が急落したことを表す。大陰線も売りの急増で下がった動きであり、ともに売り圧力の強さを示すのだ。この2つの形が組合わさった場合、強い売りサインになることが多いのだ。また、過去の高値という節目に重なるとさらに強力なサインとなる。
  • 急騰→急落は強い売りサイン

  • この場合、急騰したことにより「よし、ここは売ろう」という人たちが多いことを示している。
    上昇トレンドが続いた後の高値圏でこうした形が出ると、天井である可能性が高い。
  • Wトップ

  • Wトップとは、同じくらいの水準で2回高値をつける天井パターン。
    2回の高値の間の安値の水準を「ネックライン」といい、そこを割り込んだらWトップ完成と判断し「売り」と考える。ただ、ネックラインを割り込んだ後にもう一度ネックラインまで株価が戻ることもあり、そこもまた売りのポイント。
    要は、投資家が上値の重さを感じて、下放れしていくパターンなのだ。
    *上値が重いとは、売りたい人が多く上昇しにくい状態。
  • 三尊天井

  • 3回高値をつけるうちの真ん中が一番高い形であり、2回目の高値の後につける安値の水準がネックラインとなり、それを割り込んだところで三尊天井が完成したと判断し売りサインとなる。
  • 高値もみ合い下放れ

  • Wトップ、三尊天井と同様に上値の重さを確認する天井サインである。
  • 急落→反発→安値更新

  • 急落から反発し何とか株価を押し返したものの、それでも安値を更新したことから強力な売りサインであると考えられる。
  • 他にもっといい株があれば売り

    常にお気に入り銘柄のストックを多めに持っておき、タイミングが良ければ、保有銘柄と随時入れ替えていく。常にベストな状態でポートフォリオを組む。

「天井三日。底百日。」

株価は天井にいる期間は短いが、底にいる期間は長い。

「見切り千両。」

下がり始めた株は、直ぐに見切って売る。

テクニカル指標を使いこなす

テクニカル指標とは、株価や出来高などのデータを統計的手法などで加工した指標やチャート
有効な指標は銘柄・状況によって変わってくるため、使い分けることが重要。

テクニカル指標


逆張り指標

  • RSI

  • RSIは一定期間の値上がり幅と値下がり幅の合計に対して、値上がり幅の合計がどのくらいの割合なのかを表す指標。例えば、すべて上昇ならRSI100%である。
    この指標により株価の短期的な「上がり過ぎ」や「下がり過ぎ」を見ることができる。基本的には30以下なら買い、70%以上なら売り。また、株価と指標が逆行現象する「コンバージェンス」と「ダイバージェンス」がある。
    コンバージェンス:株価とRSI指標が収束する状態。株価が下落しているものの、RSIが上がっているため下落の勢いが衰えているとわかる。強気サイン。安値圏でのコンバージェンスは重要な買いサイン。
    ダイバージェンス:株価とRSI指標が離れて開いていく状態。これにより買いの勢いが落ちているとわかる。弱気サイン。高値圏でのダイバージェンスは重要な売りサイン。
  • ストキャスティク

  • 一定期間の高値と安値の幅の中で、株価がどの位置にいるのかを示した指標。単純計算によるストキャスティク%Kだと値動きが激しすぎるため、もう少しゆったり動くように加工されたスロー%K、%D、スロー%Dがよく使われる。この4つの指標の中の2つを組み合わせて表示される。
    基本的に、ストキャスティクが30%近くまで下がってきたら「買い」、70%近くまで上がってきたら「売り」とされる。
    また、値動きの早い線が遅い線を低い水準で上抜いたらゴールデンクロスといい、「買い」シグナル。高い水準で下抜いたらデッドクロスといい、「売り」シグナルとなる。
  • RCI

  • 株価と日付の相関関係を表す指標。日付が重なるごとに、株価がどう変化したかを示す。
    *相関関係とは、一方の数値が動くことによって、他方の数値に及ぼす影響を数値化したもの。
    計算期間の株価が一日も下がらないで上昇し続けると+100%になり、逆に計算期間の株価が一日も上がらないで下降し続けると-100%、株価が横ばいの動きだと0%である。
    9日と27日のRCIを組み合わせて見ることが多く、相場が上下している状況で有効に働きやすい指数。一方、直線的に上昇を続ける相場ではあまり機能しにくい。RCI(27日)が-80%以下の低水準なら「買い」、80%以上の高水準なら「売り」。また、同時にRCI(9日)が同時に高値圏、安値圏に入っている場合はさらに売買の信頼性が高まる。
  • 移動平均線乖離率

  • 株価が移動平均線から何%乖離しているのかを示す指標。基準となる移動平均線は25日が多い。移動平均線上を100%として、上に5%乖離した場合は105%、下に5%乖離した場合95%となる。
    上に乖離するほど株価は反落しやすく、下に乖離するほど反発しやすくなる。時価総額が数千億以上の株で比較的ゆっくりと値動きする場合、上下15%くらいの乖離率で反発しやすい。時価総額が数百億以下のなど小型株の場合は上下30%くらいが反転のメドとなる。ただ、銘柄によって反転する乖離率は大きく変わるため、過去で似た値動きをしている時の乖離率を参考にするといい。

順張り指標

  • MACD

  • 短期と長期での移動平均線の乖離率を基にした指標。トレンドを捉えながら、早い段階で売買の判断する目的で作られた。これに加えて、MACDの移動平均線であるシグナルと併用して判断される。
    *ただ、MACDに使われる平均線は通常の線ではない。 MACDが大きく下がってきたところで、シグナルを下から上抜いたら買い(ゴールデンクロス)。また、MACDの上昇が続いてからMACDがシグナルを下抜いたら売り(デッドクロス)と判断する。
  • ボリンジャーバンド

  • 移動平均線を中心にして、その上下に標準偏差の線をバンド状に描いたチャート。株価がその範囲で値動きする確率を示す。
    *標準偏差とは、偏差値を求める際に利用される考え方。
    強いトレンドが無いとき、-1σや-2σのポジションで買い。2σを超えたら売り。
    また、ボリンジャーバンドが収束した状態から株価が一気に2σ超えるような動きになると強い上昇トレンドが発生したと考えれる。
  • 一目均衡表

  • 転換線、基準線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンの5本の補助線で構成される。 先行スパン1と先行スパン2にはさまれている網目の部分を「」と呼ばれ、株価をはね返す重要な抵抗帯となる。また、雲が厚ければその株を売りたいと待ち構えている人が多く、薄くなればそうした人が少なくなっていると言える。雲の幅が狭くなるとトレンド転換が起きやすくなる傾向がある。
    以下、トレンド転換のサインとして考えられる。
    1. 転換線が基準線を上回る(ゴールデンクロス)
    2. 基準線が上向きに転じる
    3. 株価が雲を抜ける
    これらのサインにより上昇転換であることを確認し、基準線や雲をメドに押し目買いをする。
    または、基準線や雲が上昇トレンドの間は転換線と基準線によるゴールデンクロスが買いサインになる。
    一方、基準線と転換線のデッドクロスでは売り。

株で失敗する主な2つの要因

  1. 選んだ会社の株が悪かった

    • 業績を見ずに買う
    • 会社の予想が外れた(下方修正)
    • 自分の"読み"が間違っていた
  2. 買ったタイミングが悪かった

    • 株価チャートを見ずに買ってしまった
    • PERをチェックしていなかった
要は、良い株を良いタイミングで買って、売ることが株の本質。

*投資は、過去の分析や必勝パターンを勉強するだけでは不十分。投資に一番大切なことは、未来を予測する力だ。それは、1度過去に関して学んでみて気付くことなのだ。
→自分もまずは、過去のパターン分析から始めよう。「知ったらしまい。」

*情に流されないこと。
常に心にゆとりを持って、ゲーム感覚に楽しむ。


これまでの学習を踏まえたまとめ

・銘柄は上昇トレンドに絞る。
・リターンを直ぐに得るには、企業で選ぶよりもチャートで判断する。
・直近で大きな値動きがあった銘柄を探す。
・辛抱強く待つことも大事。株値動きは遅い。
・短期でリターンを得るには、チャート派。長期でのリターンを見込んだ投資なら企業を見て投資する。
・シナリオ通りに、従順に取引をする。シナリオ通りなら利食い売り、シナリオが崩れたら損切りをする。
・チャートのパターンを図で憶えてしまう。
・短期でリターンを得るために、まずは順張り狙いでいく。














お金の成り立ち

お金の起源は、「みんなが欲しがる共通のモノ」。
日本だと、米。米が基軸通貨であった。

そこから、
米だと使い勝手が悪い→金、銀へ→通貨の流通量が増えるにつれ、金銀の生産量に限界がある。→金の証明書が、紙幣となる。ただの紙切れに価値が付いた。

*物ごとはグラデーションして変化していく。いきなり、紙切れに人が信用する訳ではない。

お金は、「お金には価値がある」という共通認識から成り立つ。故に、人々がお金に価値を感じなくなった時に、その経済は崩壊する。
また、国の政治が不安定な場合でも、人々は不信を抱くようになれば、その価値は崩壊する。ギリシャの様に。
そして、人々のお金に対する不安は連鎖していく。ある貨幣の価値が崩落すれば、次は自分たちの貨幣も危ういのではないかと不安になる。それが、リーマンブラザーズの倒産によって、世界中で起こったリーマンショックである。


お金によって、物の価値を保存できるようになった。そして、人は考える時間を得た。狩りを中心とした生活から、人の生存には必要のない文化の創造へと変化していく。

お金という共通の理解から、人々はお互いの信頼関係を感じ、コミュニケーションを発展させていく。



DeNAショッピング、ウェブファッションマガジン「Lily(リリー)」創刊

これまでの既存の雑誌社は、書店など小売店への販路が参入障壁であった。ただ、ネットの発達により、雑誌などを通したリーチ数は落ち、大手IT起業がリーチ数を得るようになった。そうした状況から、denaや楽天はウェブマガジンを発行する。また、ウェブマガジンは既存のECサイトとの相性が良い。ウェブマガジンで気に入った物は、ECサイトへと繋がり、直接購入することができるからだ。

何にせよリーチ数を多く持つメディアが強い。