売り時を決めておく
株を売るタイミングは主に「目標に達した時」か、「保有している理由が崩れた時」かの2つ。目標の立て方
過去の高値などの節目
過去の重要な高値・安値・もみ合いなどに「節目」に注目する。
N字計算・E字計算
N字計算とは、前回の上昇時の値を直近の安値に加えて目標を計算する方法。倍率で目標を計算する
成長が著しい株の場合、値幅で目標を設定するよりも倍率で設定した方が有効な場合がある。シナリオが崩れたら売る
例えば、「株価が13週平均線に支えられて上昇している」という根拠に株を買った場合、株価がそれを割り込んだら「売り」とする。
E字計算とは、前回の上昇時の値幅を前回の高値に加えて計算する方法。
例えば、成長の勢いが強く、その株の先行きをかなり強気に見ている場合は、「次の上昇も、前回の上昇時と同じく3倍になるかもしれない。」というように、倍率でざっくり想定するのだ。
売りサイン
上昇トレンドの崩れで売り
売りのタイミングの中で最も重要なサイン。株価の上昇が極端に過熱化したら売り
株価と13周移動平均線が大きく離れた時が過熱している状態だといえる。過熱してきたら売るのが無難。高値圏での長いヒゲ+大陰線
長いヒゲは1度高値をつけたものの、売りの増加で株価が急落したことを表す。大陰線も売りの急増で下がった動きであり、ともに売り圧力の強さを示すのだ。この2つの形が組合わさった場合、強い売りサインになることが多いのだ。また、過去の高値という節目に重なるとさらに強力なサインとなる。
急騰→急落は強い売りサイン
この場合、急騰したことにより「よし、ここは売ろう」という人たちが多いことを示している。Wトップ
Wトップとは、同じくらいの水準で2回高値をつける天井パターン。三尊天井
3回高値をつけるうちの真ん中が一番高い形であり、2回目の高値の後につける安値の水準がネックラインとなり、それを割り込んだところで三尊天井が完成したと判断し売りサインとなる。
高値もみ合い下放れ
Wトップ、三尊天井と同様に上値の重さを確認する天井サインである。
急落→反発→安値更新
急落から反発し何とか株価を押し返したものの、それでも安値を更新したことから強力な売りサインであると考えられる。
他にもっといい株があれば売り
常にお気に入り銘柄のストックを多めに持っておき、タイミングが良ければ、保有銘柄と随時入れ替えていく。常にベストな状態でポートフォリオを組む。
移動平均線に沿って上昇していた株価が一気に割り込んで崩れた時や、直近の最安値よりも下げた場合が崩れと考えられる。
または、PERと比較してタイミングを検討したり、5日移動平均線に割込んだら売るといったことができる。
「山深ければ、谷深し」株価が派手に上がれば、下げ幅をキツい。
上昇トレンドが続いた後の高値圏でこうした形が出ると、天井である可能性が高い。
2回の高値の間の安値の水準を「ネックライン」といい、そこを割り込んだらWトップ完成と判断し「売り」と考える。ただ、ネックラインを割り込んだ後にもう一度ネックラインまで株価が戻ることもあり、そこもまた売りのポイント。
要は、投資家が上値の重さを感じて、下放れしていくパターンなのだ。
*上値が重いとは、売りたい人が多く上昇しにくい状態。
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