2015年6月26日金曜日

ミクロ経済学まとめ


需要曲線は、外生変数によって位置が変化し、内生変数によって需要曲線上を移動する。


総費用:生産にかかる費用.。総費用 = 可変費用 + 固定費用。
*可変費用とは、生産量の変化に応じて増減する費用。原材料など。
*不可変費用(固定費用)とは、生産量に関係なく要する費用。

平均費用とは、総費用を生産量で割ったもの。
限界費用とは、生産が1増える毎に増加する費用の増加分。

粗利潤:収入から可変費用を引いたもの
利潤:収入から総費用を引いたもの。





超入門経済学 高橋知也

ミクロ経済

完全競争市場の中では、価格は一物一価。
そこで取引を行う者は、価格受容者という。

需要は、主に所得の変化、関連商品の価格変化、嗜好の変化によって変わる。
その中で、所得が増加で需要が増加する物を上級財。所得の減少で需要が増加する物を下級財という。

関連する財の価格が上昇すると需要が増加し、価格が下落すると需要が減少する財を代替財。例えば、鶏肉と豚肉。
関連する財の価格が上昇すると需要が減少し、価格が下落すると需要が上昇する財を補完財という。例えば、バイクとヘルメット。

留保価格:買い手であれば、買ってもよいと考える価格の上限値。売り手であれば、売ってもよいと考える下限値。

厚生経済学の第一定理:完全競争均衡が総余剰の最大化をもたらすこと。「完全競争均衡はパレート最適化を実現する」ともいう。
*パレート最適化とは、相手を不利にすることなく自分を不利にすることはできない、ということ。

生産関数:企業または経済全体でどれだけの資源・原材料を投入すれば、どれだけの生産を行えるかを表した式。

2015年6月10日水曜日

入門経済学 伊藤元重

均衡価格:需給が一致した価格。消費者の限界的評価と供給者の限界費用が一致した状態。
超過供給:価格が高すぎて、供給が需要を上回った状態。
超過需要:逆。

一物一価の法則:同じ商品で価格にばらつきがあっても価格は均一化していく法則。

価格弾力性:価格変動に対する、需要や供給が変化する度合い。

弾力性が小さいと価格が変化しても需要の変化は見られない。コメや野菜などは価格弾力性が低いため、価格が下がっても需要はそれほど伸びない。一方で、宝飾品などは価格弾力性が強く、価格が下がると需要も伸びやすいのだ。



生産者余剰は、価格線(限界収入線)と限界費用線で囲まれた領域。
*限界収入線とは、商品の価格のこと。

完全競争下では、企業は価格が限界費用と等しくなるところまで供給して利潤の最大化を図る。

X非効率:競争にさらされていない企業に生じる生産ロス。

場の情報:個々の消費者の選好や生産者の生産費用などの情報は、すべてそれぞれの当事者がよく知っている。その情報を中央の計画当局がすべて集めて、生産計画や消費計画を立てることは不可能であるという考え方。

逆選択:質の悪い商品の存在によって、質の良い商品の質も疑われて、市場が成立しなくなる現象。商品に関しての情報が十分でないときに発生する。


エイジェンシー関係:弁護士と依頼人のような関係。エイジェント(代理人)とプリンシパル(依頼人)によって成り立つ。
モラルハザード:エージェントの行動についてプリンシパルが知りえない情報や専門知識がある(片方の側のみ情報と専門知識を有する)ことから、エージェントの行動に歪みが生じ効率的な資源配分が妨げられる現象。

シグナル:商品の逆選択を防ぐために用いられる手段。例えば、ラーメン屋の行列。CMなどによる積極的な広告宣伝。これらは、商品それ自体の価値には関係ないが、商品を見極める上で重要な指標になる。






簿記まとめ

簿記は、取引される物の性質と取引の内容(勘定科目)の組み合わせ。

取引される物の性質

資産:金銭や金銭価値のあるもの
負債:他人からの借入によって調達した資金
純資産(資本):経営者の投資によって調達した資金やお店の利益
費用 *お店が収入を得るために必要な費用
収益

貸借対照表と損益計算書の違いから以上の性質を使いわける。

勘定科目

売上:収益カテゴリ
発送費:売上にかかる費用。費用カテゴリ。
仕入諸掛:商品の仕入れにかかる費用。仕入原価に含まれるため、仕入としてまとめて記入される。

車両運搬具:営業に利用する際の車。原価償却の対象。登録料も取得原価に含まれる。
*売却する場合も車両運搬具と記入する。

建物:資産カテゴリ。原価償却の対象。登録料や仲介料も取得原価に含まれる。

土地:資産カテゴリ。原価償却の対象外。整地費用や仲介手数料なども取得原価に含まれる。
*売却する際には、付随費用も上乗せされていることを忘れない。

備品:1年以上使えて、10万円以上の商売に必要な物品。資産カテゴリ。原価償却の対象。
→費用カテゴリじゃないのは、1年以上使えるから。一時的な費用ではないから。

修繕費:本来の固定資産の価値増加や、耐用年数の延長をもたらさない場合に使われる。
*金銭により固定資産の価値が増加した場合、取得原価に加えられる。資産の増加。

減価償却費:定額法で求められる。減価償却費 = (取得原価 - 残存価値) / 耐用年数
記入法は、直接法(取得原価から引いていく方法)と間接法(減価償却累計額に加算していく方法)がある。
*減価償却累計額は負債カテゴリ、減価償却費は費用カテゴリ。
*間接法では、取得原価の科目が減らない。

消耗品費:1年以内に使い果たす小額なもの。コピー用紙、トイレットペーパーなど。費用カテゴリ。

通信費:郵便切手、ハガキも含まれる。

雑費:消耗品に入らないようなもの。クリーニング代やお茶菓子など。費用カテゴリ。

租税公課:商売にかかる税金。費用カテゴリ。

支払家賃:店舗だけでなく倉庫も含む。費用カテゴリ。

支払保険料:商売に必要な保険料の支払い。費用カテゴリ。

繰越:ひと月で一区切りのため現金は来月に繰り越す。次月繰越、先月繰越と表記する。

仮払金:出張などのために一時的に確保しておくための費用。資産カテゴリ。

仮受金:内容不明の入金があった際に一時的に利用する勘定科目。負債カテゴリ。

現金過不足:実際の現金と帳簿上の現金が一致しないときに使用する勘定科目。原因がわからないまま期末を迎えた場合は雑益または雑損という勘定科目にする。

当座預金:小切手での支払いをした場合の科目。小切手で支払いを受けた場合は現金とする。小切手という勘定科目はない。
当座借越:当座預金の残高を超えた引き出しを当座借越という。銀行から一時的に借入している状態。
*当座:借越か預金にかかわらず、ひとくくりにした勘定科目。
*当座に入金する時に、当座借越がある場合はまずそこが返済される。

買掛金:代金の後払いのこと。いわゆるツケ。負債カテゴリ。仕入にしか使えない。
売掛金:代金を後で受け取ること。資産カテゴリ。
*買掛金、売掛金は主語が記入者であるとして考える。

未払金:お店で売る以外の物を後払いで購入した際に使う勘定科目。
未収金:商品以外の物を売却した際に使う。
*掛金とは、その取引が商売かどうかで区別する。

支払手形:負債カテゴリ。
受取手形:資産カテゴリ。
*小切手と約束手形の違いは、小切手は直ぐに現金にできるのに対して受取手形は支払いを遅れさせることができる。
*手形には、約束手形(二者間で行われる)と為替手形(第三者に支払を委託する)がある。いずれも、勘定科目は支払手形、受取手形が使われる。
*取立てを依頼した時点では、取引は成立しない。
裏書譲渡:手形を支払などのために他人に譲渡すること。
手形売却損:支払期日より早くに手形金額を受け取ることによる売却損額。
*受取手形記入帳には、手形種類(約手、為手)と、てん末(裏書譲渡、割引、入金)。
*約束手形と為替手形では、名宛人の役割が受け取る、払うと異なることに気をつける。

前払金:代金の一部として支払う手付け金。資産カテゴリ。仕入でも商品を受け取るまでは仕入にならないため、前払金とする。
前受金:負債カテゴリ。売上は客に商品を渡すまで売上とはいわない。
*後に、商品を渡さなければならないことを考えれば、負債。

借入金:負債カテゴリ。
支払利息:費用カテゴリ。
貸付金:資産カテゴリ。

引当金

貸倒損失:貸し倒れによって、売掛金や受取手形を回収できなくなったときに負担するお金。費用カテゴリ。
貸倒引当金:決算に前もって貸倒を見積もるための勘定科目。
*実際に貸倒が成立するまでは、売掛金を記入することができないから一時的にこの勘定科目を設ける。資産の一部をこの引当金に移しておく。
*引当金を超える場合は、貸倒損失で補う。
貸倒引当金繰入:以前に設定した引当金よりも実際の金額が大きかったときに繰り入れるために使う勘定科目。費用カテゴリ。
貸倒引当金戻入:引当金が見積もりより多かった場合に使われる。
償却債権取立益:貸倒が後になった回収された場合に使われる。

給料:費用カテゴリ。
預かり金:従業員の社会保険料や税金を一旦預かってから、納税するため預かり金という勘定科目を使う。負債カテゴリ。
*所得税預かり金、社会保険預かり金

立替金:資産カテゴリ
従業員立替金:会社内部の従業員に対する場合に使う。

商品券:負債カテゴリ。
他店商品券:資産カテゴリ。

売買目的有価証券:売買を目的とした株および国債・地方債・社債などの公社債の購入に使う勘定科目。資産カテゴリ。
有価証券売却益:収益カテゴリ。
有価証券売却損:費用カテゴリ。
有価証券利息:公社債によって利息を受け取った場合に記入。
受取配当金:収益カテゴリ。配当金を受け取った場合に記入。
*金額は取得原価で記入する。
*手数料などの付随費用なども取得原価に加える。
*買掛金ではなく、未払金として処理される。
有価証券評価益・有価証券評価損:常に変化する時価を、期末で調整するために使う勘定科目。この処理法を、時価法という。

小口現金:小額な支払に備えた、手元に置くための現金。
定額資金前渡法(インプレスト・システム):会計係が用具係に支払予定金額を予め渡しておき、一定期間が経ったら使用した分だけの金額を渡して、常に同額の小口現金が保たれるようにする方法。



メモ

資産と費用は増加したら左(借方)。それ以外(負債、純資産、収益)は逆と憶えておく。
←資産、負債、資本、費用、収益いずれも貸借対照表や損益計算表で書かれている位置が増加(+)になっている。だから、減少(−)はその逆。

買掛金、売掛金は主語が記入者であるとして考える。

売掛金は売ることで発生するものだが、収益そのものではないので資産に分類される。

期末資本−期首資本=当期純利益(財産法)
*貸借対照表では、資本金がいつ(期首?期末?)なのかに気をつける。
資産=負債+期末資本(=期首資本+純利益)

受取手数料は、収益。

相手勘定科目が2つ以上あるときは、諸口を使う。

商品売買益は、売価と原価の差額。
商品は、原価分の金額しか減らない。商品売買益と混同しないように気をつける。

仕訳帳→総勘定元帳、試算表→決算書(貸借対照表、損益計算表)の流れ記入する。
*仕訳帳の元丁とは、総勘定元帳のページのこと。
*総勘定元帳の仕丁は、仕分帳のページ。残高式は、借貸の位置とその金額を記入すればいいだけ。

試算表は、仕訳帳から元帳への記入が正しいかの確認、各勘定の状況を把握して手続きを円滑にするのが目的。
*精算表は、試算表から財務諸表の作成までを1つにまとめたもの。正式な手続き書類ではない。残高と残高の位置をまとめて把握するための表。
*これらは決算日に合わせて作られるものだから1年の取引をまとめるのだ。
*下に合計金額を記入することを忘れない。

当期純利は、損益計算表の借方と貸借対照表の貸方に属する。

Tフォームは、次期繰越と損益を使うことで借方と貸方の金額を一致させて締めなければならない。この時、繰越す科目は繰越試算表に記入する。
損益とは、収益と費用をひとつのカテゴリにまとめるための勘定科目。

決算振替仕分とは、損益計算表の当期純利益を貸借対照表の資本金勘定に移すことを記録するための表。収益の損益への振替、費用の損益への振替、損益の資本金への振替の順に記入すればいい。

決算は、一年を通した取引の全てをまとめる。

合計残高試算表で、左右の合計が一致するか確認をする。
資産、負債、資本、収益、費用で構成されているので、資本には当期の純利益は加えないで記入する。

現金出納帳は、現金の収支のみを記入する帳。当座預金などはいれない。

分記法:商品、商品売買益を用いる記入方法。
3分法:仕入、売上、繰越商品の3つの勘定科目を使って記入する方法。
*3分法の場合、繰越商品とは区別しなければならない。
売上総利益 = 売上高 − 売上原価
売上原価 = 期首商品棚卸高 + 仕入高 − 期末商品棚卸高

仕入帳:仕入取引を記入するための帳簿。
1,日付、仕入れ先、支払方法、品名、数量、単価、合計金額を記入。
2,仕入値引、仕入戻しについては赤字
3,締めるときは、総仕入高から赤字の仕入値引・仕入戻しの合計を引いて、純仕入高を計算する。
*金額の部分は合計金額ではない。

売上帳:売上を記録した帳簿。仕入帳と同じ。
*仕入帳、売上帳はともに商品の出し入れは考えない。商品有高帳と区別する。

商品有高帳:商品自体を管理するための帳簿。先入先出法と移動平均法がある。
*払出には、売価ではなく、原価で数量の内訳を記入する。
*受入と払出の数量と金額が一致することを確認する。
*売値に対する値引きは、原価には関係ないので記入しない。
①先入先出法
先に仕入れた商品から先に売り出す方法。
仕入単価が異なるものが残高にある場合や、同時に売り出した場合は括弧({ )でくくる。
②移動平均法
単価が異なる商品を仕入れた都度、平均単価を計算し、残高欄の単価とする方法。

人名勘定:取引先を把握しやすくするために、勘定に商店名などを使用する方法。
* 語尾に買掛金や売掛金は付けずにそのまま使う。

売掛明細書、買掛明細書:取引先との売掛、買掛の残高をまとめた表。

手形貸付金・手形借入金:借用証書の代わりに手形が用いられる。

引出金は、資本金からまかなわれる。

戻り高:なんらかの理由で返品されること。

2015年6月7日日曜日

簿記の習得をいかに早く終えるか。

簿記はとにかく自分で解いていくことが一番。アウトプットを繰り返すことが大事。


図書館の本で本質を理解する。
「簿記のツボとコツがゼッタイにわかる本」で仕組みを理解する。
この本は2周し、2回目は”どう表記するのか”を意識して読む。

本で一通りの流れを把握したら、問題集を買って解いていこう。


簿記は、取引の言語化。
取引される物の性質(資産、負債、純資産、費用、収益)と取引の内容(勘定科目)の組み合わせで成り立つ。
それらを簿記のルールもとで表に記すのだ。
だから、まずは取引される物の性質の違いを見分ける。そして、取引内容を一気に憶える。最後に、問題集などで実際に解いていき表記方法などの簿記のルールを把握する。



目標

11月16日の試験で簿記一級を合格する。
7月までに三級を終え、8月で二級、9・10月で一級を目安でやっていく。
できる限り早くに二級の勉強に取りかかれるようにする。

一級が受かってしまえば大学も辞めていいはず。あとは、働きながら税理士試験の勉強し、実務もつめるのだから。

税理士のスキルで、シンガポールやニューヨークで働きたい。
または、ベトナムなどの支社で働きながらお店を開く。

税理士としてのスキルを使い、海外出店の支援を行いたい。



2015年6月6日土曜日

経済ってそういうことだったのか会議


「預金をするか株に投資するかは、たくさんの人が考えているのだから、預金金利と株価は本来は一緒になるはず。」
だから、FRBの金利が上がれば、投資の対象が株から預金へと移っていくのか。

「美人投票」
為替や株の市場で用いられる話。
市場では、個人が誰を美人であるかを決めるのではなく、”みんなは誰が美人だと思っているのか”を当てるものだということ。

2015年6月2日火曜日

損切りは早く、利食いはゆっくりと。

銘柄選択での勝率はせいぜい50%くらいだろう。100%なんてことはない。
だからといって、利益がプラマイになるわけではない。損益の幅の差で勝てばいい。
負けた銘柄は早くに損切りし、負けの程度を抑える。
上昇している株はなるべく大きくなるよう待ち、利益を大きくする。
こうすることで、勝ち幅を大きくすることができる。
だから、損切りは早く、利食いはゆっくりなのだ。

投資は負けない戦い方をしていく。
投資では、損をいかに抑えるかが重要。負けを抑え、勝ちをできるだけ大きくしようとするのが良い。これは、まずは”負け”は負けと認めなければならない。
ファンダメンタルズを元にした中長期投資ではないのだから、負けは負け。